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測色計で手軽にカラーシミュレーション

インテリアにおけるカラーコーディネートの基礎とコツ

カラーシミュレーションとは

インテリア_ColorMuse

Variable社のColorMuseを使えば、気に入った色をその場で測定、保存が可能。また測定した色から 部屋のシミュレーションやインテリアのイメージ画を確認することができます。

ColorMuseは、LabやRGBの色をスキャンすることができる測色計で、測定した色の情報はBulethoothで携帯のAppに送られ以下のような情報が得られます。

  • スキャンしたカラーを使用したインテリアの提案
  • 2色の色の差を比較し組み合わせを確認

カラーコーディネートの基本とコツ

インテリア_カラーコーディネート

部屋の模様替えを行う際には家具を変えたり、レイアウトを変えたりと様々な方法がありますが、 実はインテリアにおいてカラーコーディネートがとても重要なポイントになります。 壁や家具のカラーコーディネート、ラグやカーテンのカラーコーディネートなど カラーでインテリアにまとまりを出すことで部屋全体の印象は大きく変わります。

本記事ではカラーコーディネートについて、基礎の知識から配色の仕方、ポイントなどを分かりやすく解説していきます。

基本の配色比率「70:25:5」

インテリアにおけるカラーの組み合わせは配色比率が重要になります。各カラーがどのくらいの分量を用いるかにより部屋のイメージは大きく変わり雰囲気やテーマが大きく変わります。配色には基本となる黄金比率があり70:25:5と言われています。 配色で最も多い70%の「ベースカラー(基調色)」、25%の「アソートカラー(従属色)」 5%の「アクセントカラー(強調色)」を決めてカラーコーディネートすることでバランスの良い配色になります。これはインテリアだけでなくWEBなど様々な分野で応用できる比率です。

70%「ベースカラー」

ベースカラーは配色の中でも最も大きな部分を占める色です。床や壁、天井など面積が大き いスペースに背景色の役割があり内装材の色のことを主にいいます。 ホワイトやアイボリーなどなるべく飽きのこないベーシック色など、他の色と組み合わせやすい色であることが好ましいです。

25%「アソートカラー」

アソートカラーとはベースカラーの次に大きな面積を占めるカラーで家具やカーテン、ラグなどインテリアのメインになるものです。この色合いによって部屋の印象は大きく左右されます。ベースカラーに対し、同一類似色で1色または2色のアソートカラーを取り入れるとバランスが良くなります。

5%「アクセントカラー」

アクセントカラーは強調色となり部屋にアクセントとして彩りを与えるカラーです。 小物やフラワーベースやクッションなど空間を引き締めるポイントとして コーディネートすることが多いです。アソートカラーの補色や類似色を加えることによって簡単に変化をつけることができます。

色相環

色相環とは可視光線の波長による色の変化を円環に並べたものを指します。 類似色や反対色などの色同士の関係は色相環によって1目で分かります。 隣り合った同士の色のことは“類似色”といいます。色と色の差が小さい為カラーコーディネートに統一感やまとまりがある印象になります。 また色相環で向かい合う色が“補色”(反対色)となり、補色を中心に左右2つを加えた5色くらいまでが“反対色相”となります

色相環_図

色調

上記でインテリアにおける色の比率についての話をしましたが、いざ実践すると色数が少なかったり多すぎたりと以外に難しいものです。 そんな時は色調を合わせるとまとまりのある室内に仕上げることができます。 色調とはカラートーンともいわれ、明るい・暗いといった「明度」、濃い・淡い、強い・弱いなどの「彩度」の調子の違いを指します。

明度・彩度

色は「赤、青、緑」といった「色相」、鮮やかさを表す「彩度」、明るさを表す「明度」があります。 同じ青でも明るい、暗い、濃い、淡いなどによって色に違いが出てきます。この違いを左右するのが明度と彩度となります。

  • 明度は色の明るさの度合いです。
    明度が高いほど明るい印象に、明度が低いほど暗い印象になり、色から受ける明るい暗いの印象を心理的な尺度で表しています。
  • 彩度とは色の鮮やかさの度合いです。
    彩度が高ければ高いほど鮮やかな色になり、彩度が低いほどくすんだ色味になります。

それぞれの色相を同じトーン同士で配色をまとめると、調和がしやすくなり統一感のあるカラーコーディネートにすることができます。

明度彩度

有彩色・無彩色

カラーには2つの種類があります。 彩りの有るカラーを「有彩色」、無いカラーを「無彩色」と呼びます。

  • 無彩色は黒、灰、白の3つのカラーで黒から白までにあり、明度のみで表現されます。
  • 有彩色は無彩色を除いたすべての色になります。有彩色は色相、彩度、明度の3属性があり この3つの属性それぞれの数値を組み合わせによって特定のカラーを表すことができます。

無彩色は色相をもっていないのでどんな色とも相性がよくカラーコーディネートにいれることで他のカラーを引き立てることができます。無彩色で明度が最も明るい白と、最も暗い黒を組み合わせることで高級感やフォーマルな印象になり、簡単に統一感のあるインテリアを作ることができます。

インテリア_モノトーン

補色や類似色を使用したカラーコーディネート例

補色したカラーコーディネート

色相環で反対側にある補色を組み合わせることで空間イメージを引き立て鮮やかなコントラストが生まれます。

インテリア_補色

同系色の組み合わせたカラーコーディネート

同系色は合わせやすく失敗の少ない基本のパターンです。 2色以上組み合わせてもカラーの数が多いと感じることがなく、すっきりとした 印象になります。 明度や彩度の高いカラーを用いてめりはりをつけ、ベースカラーに明度と彩度の 低い色を使うとバランスよくまとまります。

インテリア_同系色

ColorMuseアプリでできること


(1)スキャンしたカラーを組み合わせた部屋のイメージ画


外出先など好きな色を好きな時にスキャンし、その色に最も近い色を登録されたインテリアや部屋のイメージ画として 見ることができます。
またカーペットやタイル、フローリングなど部屋全体だけでなく、分野別でイメージ画を見ることができ、より具体的にインテリアの配色としてイメージすることができます。

インテリア_ColorMuse

色の比較


比較機能を使用し、2色の色がどのくらい色の差があるのか確認することができます。 この機能で保存した色から近い色を探すことができ、同系色のインテリアの参考にすることができます。

色比較_ColorMuse

デジタル色見本製品紹介

  • 日塗工色見本の使用や、インテリアやデザインなどの測定でご検討中の方→ColorMuseへ
  • 生産現場など品質管理や目視検査でご検討中の方→Spectro1へ
ColorMuse

カラーマッチデバイス ColorMuse

スマートフォンやタブレットとBluetoothを接続し、スキャンした色から登録済ブランドの家具や塗料、衣類など近似色の製品を検索を行う事が可能です。

詳細
ColerMuseApp

Color Muse App(無料)

  • スマートフォンアプリで簡単に測定、保存が可能
  • PANTONEカラー(色見本)ライブラリとのマッチング
App Store Google Play
Spectro1

スマートフォン対応型 小型分光測色計 Spectro1TM

Bluetooth対応の色測定計です。 コンパクトでポータブルなデザインの本体と、スマートフォンで動作する専用アプリにより、簡単に色測定、データの保存、共有ができます。

詳細
Spectro 1APP

Spectro by Variable App(無料)

  • スマートフォンアプリで簡単に測定、保存、共有が可能
  • 高精度なカラーマッチングシステム
App Store Google Play

実際の使い勝手を知りたい方に向けて、デモ機の貸し出しも行っております。
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