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ハイパースペクトルデータ処理ソフトウェア fluxTrainer/ fluxEngine用途例

食品分野 事例|品質検査/素材分類/ 食材貯蔵評価

食品分野 事例|品質検査/素材分類/  食材貯蔵評価

ハイパースペクトルカメラとそのデータの活用は、食品分野において研究・開発向けだけでなく、産業向け市場においても注目が高まっており、大きな伸びが予想されています。

当ページではハイパースペクトルカメラで取得したデータの活用事例として、LuxFlux社のソフトウェアを用いた食品サンプルのデータ処理をご紹介いたします。

ハイパースペクトルデータ処理ソフトウェア fluxTrainer/ fluxEngine製品詳細

食材品質検査アボカドのあざ検出と分類

野菜や果物には、外見だけでは区別のつかない、輸送時の接触や圧力によるあざ(あたり)が発生することがあります。
例えば、アボカドのような果皮の色が濃い果実のあざでも、ハイパースペクトルカメラで撮影し、取得した波長情報から、700nm付近の強度差を見ることにより可視化できます。

食品素材分類ピーナッツの中身と殻の分類

一見簡単に見えるピーナッツの殻、薄皮、中身の分類ですが、形状も色も一定でないため、通常の画像処理で安定した分類は不可能でした。
LuxFlux社のHSI技術によりこれらを簡単に分類できます。加えて、見た目の色がピーナッツの薄皮とほぼ同じ茶色のヘーゼルナッツの分類も可能です。

RGB画像

ハイパースペクトルイメージング画像

食材貯蔵評価牛ひき肉の貯蔵評価

これまで、食材の貯蔵評価には、食材の一部を化学・生化学的に分析するのが一般的でした。分析には食材の一部を抜き取る必要があり、測定には時間もかかるため、最終製品の全数を評価することは困難でしたが、LuxFluxのHSI技術により、対象のひき肉パックが何日目程度の状態であるかを非接触・非破壊で評価することが可能になりました。

そのためには、予めひき肉パックを繰り返し撮像しながら時間を経過させ、撮像、データ解析して、日数経過によるスペクトルの変化を数値化・グラフ化します。
その後、検査対象のひき肉パックを撮像し、解析したデータをグラフ上にプロットすることにより、結果を判定します。

このようにハイパースペクトルデータ処理ソフトウェアは、ハイパースペクトルカメラで撮影、取得した膨大なスペクトルデータを「食品の品質検査」や「食材分類」、「異物検出」、「貯蔵評価」等に活用することが可能です。

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