ROADM(Reconfigurable Optical Add Drop Multiplexer)とは
光幹線ネットワークでは、大容量のデータを高速に伝送するために高密度波長分割多重(DWDM:Dense Wavelength Division Multiplexing)の技術が採用されています。データセンターやネットサービスの普及にともない、更に使用波長も増加しデータの伝送容量の向上が進められています。
しかしながら、古くからある光幹線ネットワークの形態を現在のものへ再構築するには大幅なコストがかかってしまうという課題がありました。そこで開発されたのが光分岐挿入装置(ROADM:Reconfigurable Optical Add-Drop Multiplexer)です。ROADMはDWDMと光スイッチ技術を応用した装置で、多重波長の光信号を最適な伝送経路をリモートで選択・切り替えることができます。
この装置により、光幹線ネットワークを柔軟に再構築することができ、運用とメンテナンスのコストを低減することが可能となりました。

ROADMをより高機能にするために重要なパーツがあります。
WSS(Wavelength Selective Switch)
入力された多重波長を分波し任意の経路へ伝送する機能を持った光スイッチです。これにより各径路は任意の波長を入力可能になり、波長を切り替える度に現地で接続作業を行う必要がなくなります。
MCS(Multi Cast Switch)
トランスポンダー(電気信号と光信号を相互に変換する装置)とWSSから入力される光信号を任意の経路に出力する光スイッチです。同一の波長を持つ光信号がぶつからずに複数の伝送経路に出力することができます。
LUXMUX社のSLED光源「BeST-SLED」はWDMで使用される波長帯域の光を出力できるSLD光源です。複数の波長を合波し出力することや各波長を設定した周期(最速1kHz)で切り替え・出力することが可能です。
様々な条件の光信号を再現できるので、WSS、MCS、および使用される光学素子の光損失や評価に最適です。