スポット型の場合、レンズによって、光の広がり角度Θが決まります。
ファイバーから出た光が、Θの角度で広がっていくので、ワーキングディスタンス(レンズから対象までの距離)をhとすると、三角関数で、照射範囲の半径:rとの間に以下の数式が成り立ちます。
これを、"ワーキングディスタンス:h="の式に直すと
となり、「照射範囲の半径」と「レンズの広がり角」からワーキングディスタンスを求めることができます。
また、この時求めたワーキングディスタンスが、長い場合、レンズをΘの大きいものに変更すると、ワーキングディスタンスを縮めることができます。
ただし、Θの大きいレンズを選択すると、照射エリアの外周部分の光の入射角が大きくなるので、注意が必要です。
KLV大学 光源コース
UV照射器の照射範囲に合わせた光源レンズとワーキングディスタンスの選び方
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