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KLV大学 ハイパースペクトルカメラコース

どう選ぶ?ハイパースペクトルカメラPika5つのモデル

RESONON(レゾノン)社製「ハイパースペクトルカメラPika」は小型・軽量・低価格という強みから、たくさんのお客様に選んでいただいております。

ハイパースペクトルカメラPika

Pika Lをはじめ、ハイパースペクトルカメラPikaは世界中で活用され、Pika Lの導入数は、年々増加しています。
今回は、幅広い分野で活躍しているハイパースペクトルカメラPikaの「5つのモデル」の選び方をご紹介いたします。

迷ったら、ここを見よ!

迷ったときは、仕様表を見ましょう。

モデル名 Pika L Pika XC2 Pika NIR-320 Pika NIR-640 Pika NUV2
測定波長範囲[nm] 400-1000 400-1000 900-1700 900-1700 330-800
波長分解能[nm] 3.7 2.3 9.7 5.3 3.2
波長チャンネル数 281 447 164 328 255
空間チャンネル数 900 1600 320 640 1500
最大フレームレート[fps] 249 165 520 249 142

ここには各モデルの数値が記載されていますが、一目で項目・数値とその意味合いを、把握するのは難しいかと思います。
そこでまずは2つの項目に着目してみましょう。

見るべき項目は「測定波長範囲」と「波長チャンネル数」です。

まずは「測定波長範囲」に注目!

モデル名 Pika L Pika XC2 Pika NIR-320 Pika NIR-640 Pika NUV2
測定波長範囲[nm] 400-1000 400-1000 900-1700 900-1700 330-800
波長分解能[nm] 3.7 2.3 9.7 5.3 3.2
波長チャンネル数 281 447 164 328 255
空間チャンネル数 900 1600 320 640 1500
最大フレームレート[fps] 249 165 520 249 142

測定波長範囲の数値は「撮影される波長の範囲」を表しています。

―「撮影される波長の範囲」って?

撮影される波長の範囲

ハイパースペクトルカメラPikaは「分光データ」を撮影することができます。
そのため、Pikaは「波長を撮影できるカメラ」と言えるでしょう。

波長は上の図で言うところの虹色の帯を指しています。
つまり、どこからどこまでの波長を撮影するかが、カメラごとに異なっています。

―「撮影される波長の範囲」が違うと何が違うの?

取得できるデータが異なります。

例えば「Pika L」「Pika XC2」が撮影するのは「400-1000nm」の範囲の波長です。
これに対し「Pika NIR-320」「Pika NIR-640」は「900-1700nm」の範囲を撮影します。

  • 400-1000nm:私たちの目に見える光を中心に撮影する。
  • 900-1700nm:「赤外線」の領域、つまり目には見えない光を撮影する。

撮影される波長の範囲が異なると、取得できるデータが変わります。
求めるデータによって、最適なPikaモデルを選ぶと良いでしょう。

「波長の数」を見る指標に着目!

測定波長範囲はわかったものの、Pika LとPika XC2は「測定波長範囲:400-1000nm」が全く同じです。
では、この2つは何が違うのでしょうか。

この時、焦点となるのが「取得されるデータの細かさ」です。
これを知りたい場合は「波長チャンネル数」をご覧ください。

モデル名 Pika L Pika XC2 Pika NIR-320 Pika NIR-640 Pika NUV2
測定波長範囲[nm] 400-1000 400-1000 900-1700 900-1700 330-800
波長分解能[nm] 3.7 2.3 9.7 5.3 3.2
波長チャンネル数 281 447 164 328 255
空間チャンネル数 900 1600 320 640 1500
最大フレームレート[fps] 249 165 520 249 142

波長チャンネル数とは「撮影する波長の数」です。しかし「波長の数」と言われてもピンとこないかと思いますので、一つ簡略化した例を挙げてみます。

Pika LとPika XC2を例として、みてみましょう。
Pika LとPika XC2の測定波長範囲は「400-1000nm」で同じですが、波長チャンネル数は、

波長チャンネル数

この数字が大きいほど、細かいデータを取得できます。

とはいえ「取得データが細かければ細かいほど良い」という訳でもありません。先ほどもお伝えした通り「どんなデータが欲しいか」ということが肝心です。
求めるデータによって必要とされる「波長チャンネル数」も変わります。

どのぐらい細かく刻んで波長を撮影するかを知りたい方は是非「波長チャンネル数」をご参考ください。

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Pika5つのモデルをご紹介

「測定波長範囲」と「波長チャンネル数」が分かったところで、いよいよPikaの5つのモデルをご紹介いたします。
まずは、たくさんのお客様にご愛顧いただいている「Pika L」をご紹介いたします。

― 導入数最多の高スペックモデル Pika L

Pika L
  • 測定波長範囲:400-1000nm
  • 波長チャンネル数:281

「Pika L」は2017年に発売した、ハイパースペクトルカメラPikaの新モデルです。
高いスペックと品質を兼ね備えていながら、従来のハイパースペクトルカメラよりも低価格でご提供させていただいております。

5つのモデルの中で、最も人気の高い製品です。

― Pika XC2

Pika XC2
  • 測定波長範囲:400-1000nm
  • 波長チャンネル数:447

「Pika XC2」の特長は取得できる波長チャンネル数の多さにあります。
空間チャンネル数も高く、スペックにこだわりたいお客様はこちら。

― 近赤外領域を撮影 Pika NIR-320

Pika NIR-320
  • 測定波長範囲:900-1700nm
  • 波長チャンネル数:164

「Pika NIR-320」は、近赤外領域に特化したハイパースペクトルカメラです。

― 近赤外領域を撮影 Pika NIR-640

Pika NIR-320
  • 測定波長範囲:900-1700nm
  • 波長チャンネル数:328

双方の違いは「波長チャンネル数」にあります。
Pika NIR-320に対し、Pika NIR-640はより多くのデータを取得します。

赤外領域のデータを取得したいお客様は「Pika NIR-320」をお勧めします。
一方、より多くのデータが必要な方は「Pika NIR-640」が最適と言えるでしょう。

― 紫外領域専用モデル Pika NUV2

Pika NUV
  • 測定波長範囲:330-800nm
  • 波長チャンネル数:255

「Pika NUV2」は紫外線領域に特化したモデルです。

UVイメージングに最適化された対物レンズが付いております。

また空間チャンネル数が「1500」と圧倒的に多いことも特徴としてあげられます。
近紫外〜可視光域を幅広くカバーしているため、可視光域だけでなく、NUVエリアまで撮影したいお客様におすすめです。

Pikaの魅力

Pikaは確かな品質と、高いスペックでお客様に選ばれてきましたが、その他にも、使い易いソフトウェアや、撮影に欠かせない稼働ステージを備えたベンチトップシステムなどを揃えております。

撮影からデータの処理に至るまでスムーズに済ませられるという点もPikaの魅力と言えるでしょう。

ハイパースペクトルカメラ価格表はこちら

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