HySpex Mjolnirによるフィールド測定
NEO社のHySpex Mjolnir(ミュルニル)は、UAV用に開発されたハイパースペクトルカメラですが、回転ステージを備えた三脚に取り付けることにより、フィールド撮影用のハイパースペクトルカメラとして使用することも可能です。
ドローン対応 ハイパースペクトルカメラ HySpex Mjolnir (ミュルニル)製品詳細03-3258-1238
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フィールド測定NEO社のHySpex Mjolnir(ミュルニル)は、UAV用に開発されたハイパースペクトルカメラですが、回転ステージを備えた三脚に取り付けることにより、フィールド撮影用のハイパースペクトルカメラとして使用することも可能です。
ドローン対応 ハイパースペクトルカメラ HySpex Mjolnir (ミュルニル)製品詳細ハイパースペクトルカメラHySpex Mjolnir VS-620には、VNIRの波長領域をカバーするV-1240と、SWIRの波長領域をカバーするS-620のラインスキャン方式の2つのハイパースペクトルカメラセンサーが内蔵されています。
VS-620 波長範囲 |
400~2,500 nm | |
---|---|---|
VNIR:400-1,000 nm (V-1240) |
SWIR:970-2,500 nm (S-620) |
HySpex Mjolnir VS-620
2つのハイパースペクトルカメラヘッドは1つの筐体の中に、光軸間距離75mmで隣り合わせに取付けられています。つまり、2つのカメラの光軸は完全に平行であることを意味します。
このため、2つのハイパースペクトルカメラの視野(FOV)は無限遠で完全に一致しますが、撮影シーンが近ければ近いほど2つのFOV間の空間ピクセルのシフトは大きくなります。このシフトを利用して撮影したシーンの数値表層モデル(DSM;Digital Surface Model )を計算することができます。
HySpex Mjolnir VS-620は、正確な視差マップを生成するための条件を満たすことで、フィールド測定におけるハイパースペクトルデータ処理の新しいアプローチを可能にします。
フィールド撮影では、Mjolnir VS-620は回転ステージ付きの三脚に取り付けられ、回転ステージによってスキャンすることでハイパースペクトル画像を取得します。
以下に撮影画像の一例を示します。
サンプル画像
ステレオ画像処理により2つの画像から視差マップを生成します。以下にシーン全体の視差マップを示します。
視差マップ
カメラからの撮影シーンのDSMを計算するために視差マップとハイパースペクトルカメラセンサーモデルを使用します。Mjolnir VS-620は飛行/UAV用に開発されているため、飛行/UAV用データの直接ジオリファレンス(Direct Georeferencing)に必要な高精度なセンサーモデルと幾何学的特性を備えています。
DSM
この情報があれば、外部データや地上LiDARのようなハードウェアを追加せずにV-1240とS-620のデータキューブを1つのVS-620のデータキューブとして同時に記録することが可能です。
Mjolnir VS-620:ハイパースペクトル画像(疑似カラー画像)
( R:445 nm (VNIR), G:1,230 nm (SWIR), B:2,121 nm (SWIR) )
統合されたデータキューブから単一の反射スペクトル特性を示します。
Mjolnir VS-620:反射スペクトルデータ(400-2500nm)
これにより、外部のデータや地上LiDARを用いることなく、フィールド用のハイパースペクトルシステムへと展開することが可能です。
ハイパースペクトルカメラHySpex Mjolnirシリーズは、回転ステージ付きの三脚に取り付けることで、フィールド用のハイパースペクトルカメラシステムに簡単に展開することができます。
近距離の地上測定には1mのクローズアップレンズがご使用頂けます。
UAV用モデル。高分解能、高速性に加え、低消費電力が特徴。安定飛行が可能なため、風がある環境下でも撮影できる。
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