スマートフォン対応 超小型分光計 GoSpectro用途例
分光器を使用した照明タイプとフィルタの識別
LEDは、高効率、低いメンテナンスコストおよび高出力などの様々な利点により、ナトリウムランプ、高価な金属ハロゲンおよびハロゲンライトから徐々に、置き換えられてきており、様々なアプリケーションに広がりつつあります。
このパラダイムシフトにより光源の特性評価のための新しいツールが必要となります。
GoSpectroは、発光、吸収、反射および透過スペクトルを測定し、光源、光学フィルタおよび様々な色のついた物体のスペクトル分析が可能です。
スマートフォン対応 超小型分光計 GoSpectro製品詳細
GoSpectroは、世界で最もコンパクトかつシンプルな光分光器を提供
特許を取得したこのデバイスを使って何が出来る?
- すべてのスマートフォンをスペクトルアナライザに変えることが可能
- スペクトルデータの測定、記録、解析およびエクスポートが可能
- 可視範囲内の光学フィルタのスペクトル応答を簡単に測定することが可能
◎様々な屋外照明のLEDライトによるHIDランプの交換のための強力な診断ツールとなり、野外や研究室での光の特性評価にとって理想的なデバイスです。
GoSpectroを用いたランプ(LED、ハロゲン、蛍光灯等)及び光学フィルタの測定結果紹介
GoSpectroを使用はろgねして行った2つの特性評価の結果を紹介します。
(1)光源の特性評価
・異なる光源の発光スペクトルの測定
・ハロゲンランプとクールLEDの相関色温度の測定、判定
(2)光フィルタの特性評価
(1)光源の特性評価
・異なるタイプの光源の発光スペクトルを、Gospectroで測定できるかを確認しました。
それぞれの光源の発光スペクトルを図2 に示します。
測定した発光スペクトルにおいて、それぞれ四つの異なる光源の発光スペクトルを確認することができました。
- これらの発光スペクトルは非常に特異的である
- 距離が離れていても、調査するランプのタイプを明確に識別することが可能
→この測定では、街路や道路の照明のメンテナンスで特に有効なのが分かります。
・次にハロゲンランプとクールLEDの相関色温度を、Gospectroで測定、判定できるかを確認しました。
それぞれの測定結果を図3 に示します。
◎スペクトルの取得は、GoSpectro アプリケーションで利用可能な強度較正機能を使用して実施。
さらに、測定されたスペクトルからCCT を算出。
以下のことから、2つの相関色温度違いを確認することができました。
- 算出されたCCT は、理論値とよく一致している
→この測定では、発光スペクトルが、ハロゲンランプ(黒体)およびLED 光源から期待される典型的な特徴を示していることが分かります。
(2)光フィルタの特性評価
三つの異なるカラーフィルタの光透過率を、Gospectroで測定できるかを確認し、その結果を、基準スペクトルと比較しました。
それぞれの光透過率の測定と基準スペクトルとの比較を図4に示します。
基準スペクトルと比較した結果、以下のことが確認することができました。
- 各フィルタで測定した実験スペクトルと基準スペクトルとの間には良好な一致
→この測定では、光学フィルタの光透過率の判定に、GoSpectroを使用できることがわかります。
関連製品情報
スマートフォン対応 超小型分光計 GoSpectro
スマートフォンのカメラに取り付けて使用する可視分光器。専用アプリで、スペクトルデータの測定、記録、解析およびエクスポートが可能。
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