宝石学では、宝石の特性評価と鑑定のために分光法が使用されます。
一般的なカメラデバイスでは、波長スケールを可視化することや、二つの異なる宝石のそれぞれのスペクトルを正確に比較することは不可能です。
分光器を使って宝石の観察を実施すると、吸収された波長から見た目では同じですが種類の異なる宝石を見分けることが可能です。
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分光器を使用した宝石の判別方法宝石学では、宝石の特性評価と鑑定のために分光法が使用されます。
一般的なカメラデバイスでは、波長スケールを可視化することや、二つの異なる宝石のそれぞれのスペクトルを正確に比較することは不可能です。
分光器を使って宝石の観察を実施すると、吸収された波長から見た目では同じですが種類の異なる宝石を見分けることが可能です。
スマートフォン対応 超小型分光計 GoSpectro製品詳細学生や専門家、あるいは外出先で光スペクトルを測定する必要のあるすべての人に、分光法の力を届けます。
GoSpectroを使用して行った3つの宝石の特性評価の結果を紹介します。
(1)トルマリンのスペクトル特性評価
(2)ルビー及びガーネットのスペクトル特性評価
(3)天然および合成スピネルのスペクトル特定評価
まずは、化学元素の存在に応じて異なる色を有するトルマリンを使用して、目視で違いがある程度わかる宝石のスペクトル特性を取得しました。
3種類のトルマリンの分光特性比較結果を図2に示します。
次に、見た目では区別のつきにくい宝石のスペクトル特性を比較しました。
今回、評価に使用したパイロープとアルマンディンは、屈折率が高く(1.74 から1.83)非常に酷似した色を持っているので、目視や屈折率計による識別が困難です。
ルビー及びガーネットの分光特性比較結果を図4に示します。
最後に、宝石の蛍光スペクトル特性の違いを確認しました。
今回の評価では、天然と合成のスピネルに市販のレーザーポインタを使用して405nm の光を当てて、それによる蛍光スペクトルを取得しました。
天然と合成のスピネルの分光特性比較結果を図5に示します。