潤滑油の劣化には様々な要素があります。例として、潤滑油の酸化・窒化・硫酸化、酸化防止剤などの添加剤に関連する塩基価・酸価、腐食のパラメーターが挙げられます。これらの変化を検知することで設備の予防保守を効率的に計画することができ、設備運用のコストを低減することが可能になります。
Spectrolytic社ではATRを搭載した中赤外分光器とシステムを提供しており、お客様の用途に応じて現場またはインラインでの潤滑油のモニタリングを提案できます。
中赤外分光システム IR Sphinx ATR:全反射測定タイプ用途例
オイル状態のモニタリング以下のグラフでは新しい潤滑油(青線)と使用済みのものをスペクトルで比較しています:
Spectrolytic社が提供するソフトウエアでは計測結果から解析モデルを作成し、判定基準を設け、既存のインラインシステムへ適用可能な簡易信号を出力することも出来ます:
インライン向けのMIRS-Tでは使用済みのオイルの特定チャネルにおける傾向分析を行うことができます。
(例:酸化、ZDDP):
関連製品情報
中赤外分光システム IR Sphinx ATR:全反射測定タイプ
燃料分析・健康管理など幅広く活用できる全反射測定法(ATR)を用いた中赤外分光器。独自のソフトウェアで、スペクトルの測定から解析まで行えます。
製品ページ中赤外分光システム IR Sphinx ATR:全反射測定タイプ他の用途例
- ギアオイルの品質管理(ギアボックスオイルのコンタミ)
- ガソリンに含まれるエタノール値(%)の解析
- オイル状態のモニタリング