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高周波対応IRパルス光源

点灯条件

入力信号波形 : 矩形波

点灯条件

特性及び取扱方法

点灯温度(=放射エネルギー)と周波数の関係縦軸はエネルギー係数です。 つまり、1~6Hz程度までの点であれば、放射エネルギーは変化しませんが、100Hzで点灯した際には、放射エネルギーが1.7倍になります。 よって、点灯周波数が高いほどDC点灯に近づきます。 それに伴い寿命も短くなります。

図:周波数に対するエネルギー係数変化

点灯条件

寿命

使用日数に対する抵抗値の変化量を示します。 使用日数を積み重ねていく毎に抵抗値が変化します。 寿命の定義としては、表1の点灯条件において、5000時間、もしくは抵抗値が初期値の10%変化した時としています。

寿命

点灯温度のみを変化させると、下図のような特性になります。 寿命は、点灯温度を下げれば延び、上げると短くなります。 例えば、表1の条件で点灯温度を600度で使用する場合、点灯温度750℃時の日数が図3より約700日ですから、700日×22(係数)=15400日となり、使い方次第ではメンテナンスフリーとなります。

寿命

光束維持率

5000時間を寿命としていますが、光束維持率は非常に優れているため、使用条件・環境によってさらなる長寿命化が期待できます。

図:点灯時間に対する光束維持率

点灯時間に対する光束維持率

入力電力と点灯温度

入力電力と点灯温度の関係表1の点灯条件でのデータになるため、他の点灯条件とは異なります。

図:入力電力に対する発光温度変化

入力電力に対する発光温度変化

点灯時間と点灯温度

下図はデューティー比を1/2から1/5にした時に、同等のピークエネルギーを得る条件にした場合の点灯時間と温度の関係を示しています。 表のように、同等のピークエネルギーを得るためには、入力電力を高くしなければなりません。 関係式は下記の通りです。
P=I²×R

表:点灯条件

デューティー比 U[V] [I mA] R[Ω] P[W]
1/2(赤) 6.56 148.6 44.1 0.975
1/5(青) 8.18 183.1 44.7 1.499

図:異なるデューティー比による発光特性

異なるデューティー比による発光特性