超小型近赤外分光センサモジュール用途例
近赤外分光法の食品分析

近赤外分光センサーによる食品分析

近年、近赤外分光センサーを用いた食品分析が注目されています。
メロンや桃などの果物の糖度を測定する研究、正常な食品と劣化した食品を見分ける研究など、近赤外分光センサーを用いた幅広い研究が行われています。
そのため、「近赤外分光センサーの食品分析」は一つのトレンドになっていると言えるでしょう。

超小型近赤外分光センサモジュール製品詳細

では、何故、近赤外分光センサーは食品の分析に適しているのでしょうか。
それは近赤外分光センサーには、2つの特徴があるからです。

（特徴1）非破壊での測定

近赤外分光センサーは近赤外領域の波長の光を、対象に当てて測定します。
つまり波長域としては可視光の端から、赤外領域の手前までの波長を持つ光を照射し、反射・透過した光のスペクトルを測定するのです。
分光センサーは「測定対象に照射する光」の違いにより区別されます。
可視・紫外・赤外など幅広い分光センサがありますが、こうした分光センサーは測定対象や目的に合わせて選別されます。
近赤外分光センサーは、近赤外の波長域の光を用いるため、赤外や紫外の光と比べて、照射される光のエネルギーが低いという特徴があります。
そのため、測定対象をほぼ損傷することなく、測定できます。