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ハイパースペクトルカメラの選び方
2018年版

2018.10.23 |  トレンド , ハイパースペクトルカメラ

今回は、ハイパースペクトルカメラの選び方を、ご紹介いたします。

さらに「選び方」に留まらず、ハイパースペクトルカメラを取り巻く、最新(2018年9月)の市場トレンドを含め、ご説明させて頂きます。

この記事が、皆様のニーズに応える機能を兼ね備えたカメラとの出会いの場となりますように。

実用性を求めて発展

リモートセンシング分野に端を発したハイパースペクトルカメラは、研究分野において発展を遂げてきました。

近年、ハイパースペクトルカメラは、従来の研究分野だけでなく、製造業における工場など、産業用途でも欠かせないものとなっています。

設置やシステムへの組み込みといった実用性を考え、小型で軽量なハイパースペクトルカメラが求められてきました。

さらに、研究者様のような専門家でなくても使いこなせる「使いやすさ」も必要です。

こういったニーズから、現在非常に多くのお客様から選ばれているのが、こちらの製品です。

ハイパースペクトルカメラPika

RESONON社のPikaシリーズは、350nmから1700nmの波長範囲をカバーしているラインスキャン式のハイパースペクトルカメラです。

【RESONON社】ハイパースペクトルカメラPika

従来の大型・重量・高価格というハイパースペクトルカメラのイメージを覆した、軽量・小型・低価格な革新的製品、それがPikaです。

持ち運び、組み込みが簡単にでき、さらに従来の製品と比べて安価であることから、研究・産業用など、国内・海外含め様々な用途で導入されています。

工業、農業、さらにリモートセンシングといった分野での実績があります。

トレンドは小型化

ハイパースペクトルカメラのトレンドとして「小型化」という潮流があります。

研究者様のフィールドワークで、持ち運び・組み立てといった撮影までの道のりを短縮したいというニーズ、産業用途では製品検査などのシーンで、ハイパースペクトルの知識が豊富ではない一般の方であっても、もっと簡単に扱え、手軽にハイパースペクトルカメラを使いたいというニーズがあります。

そうした声に応えるハンディタイプのカメラが生み出されました。

持ち運びやすさ、撮影時間の短さなど、活用の際の可搬性が最大限に考慮されています。

ハイパースペクトルカメラ4100H

撮影時間最短2秒という速さで可視域から近赤外線波長の幅広いレンジにおいて最大550スペクトルバンド、2.3Mpixelのデータキューブを取得することができます。

【HinaLea Imaging社】ハイパースペクトルカメラ4100H

ハンディタイプのため、組み立てなどに時間を要することなく、即座に測ることができます。

物体に接触させてトリガを引くだけで、撮影できるという「簡単に撮影できる」という点も魅力の一つ。

さらに、撮影時間は「最短2秒」という短さです。
短い時間で数百万のスペクトルを取得することができ、さらに場所を選ぶことなく撮影が可能な「身近な存在」としてのハイパースペクトルカメラです。

高スペックへの強い要求

「手軽に撮影したい」という声がある一方、活用分野によっては、とことん品質を突き詰めたハイスペックな商品も求められています。

幅広い範囲を正確に測定する必要があるケース等、高い精度が求められるシーンはやはりあります。

緻密な撮影を可能にするスペック重視のニーズに応えるカメラがこちら。
「精度」を求める、そんな方におすすめの製品です。

ハイパースペクトルカメラHySpex

NEO社製Hyspexシリーズは、独自に厳しい出荷基準を設けており、数あるハイパースペクトルカメラの中でも高い性能を誇っております。

【NEO社】ハイパースペクトルカメラHySpex

資源探査・リモートセンシングに最適な高性能なハイパースペクトルカメラです。

ダイナミックレンジ20000と広く、例えば、暗い場所で動きの多い撮影であっても、高いS/N比を確保できます。

さらに、接写レンズの組み合わせによって撮影距離も自由自在。数センチ(空間分解能24μm)から無限大(航空リモートセンシング)にまで距離を調整できます。

さらに、航空機用・ラボ用・フィールド用といった、様々な撮影条件に応じたアクセサリーがあることも魅力です。

新たな可能性の追求

― ドローン搭載用ハイパースペクトルカメラ

これまで空中から景色を撮影するためには、ヘリコプターに乗るなど、手間とコストがかかりました。
しかし近年、ドローンにカメラを搭載することで、空中からの撮影が、今までよりも身近なものになりました。空撮用ドローンが台頭してきたのは、2010年からと言われています。
民生用から産業用まで活用の幅を広げる空撮用ドローンにハイパースペクトルカメラを搭載するといった可能性の扉を開く、新しいコンセプトで生み出された製品がこちらです。

ハイパースペクトルカメラHySpexミュルニル

HySpexミュルニルは、小型、軽量で最高品質のデータを提供するUAV用のハイパースペクトルイメージングシステムです。

【NEO社】ハイパースペクトルカメラHySpexミュルニル

ドローン搭載用に作られたため、コンパクトで消費電力が低いという特長を兼ね備えています。

「5kg未満」という軽量なボディの中に、データ取得装置とナビゲーションシステム、空撮に必要なセンサー類やデータ保存用SSDといった技術が凝縮されています。
さらに、消費電力は50W未満のため、必要な画像を取得するために十分な時間を確保することが可能です。

― 航空機搭載用ハイパースペクトルカメラシステム

RESONON社のUAVハイパースペクトルカメラシステムは、航空機搭載用に設計されています。

UAVハイパースペクトルカメラシステム

1.6kg〜の軽量、小型でありながら、十分な機能を備えた装置です。

【RESONON社】UAVハイパースペクトルカメラシステム

こちらは先ほどご紹介したPikaのUAV用モデルとなっております。

システムには、350-1700mのスペクトル範囲をカバーするハイパースペクトルカメラPikaのいずれかを取り付けることができます。
1.6kg〜の軽量・小型なシステムには、制御コンピュータやソフトウェア、さらにGPS/IMUが搭載されています。

このようにハイパースペクトルカメラは、空中での撮影にも対応できるように進化しました。

レアアース・レアメタルの調査や環境調査、さらには化石資源の調査といった、リモートセンシングの分野での活躍が期待できますが、活用次第では、さらなる価値を生み出す可能性を秘めています。

終わりに

いかがでしたでしょうか。

実用性を求め、コンパクトで組み込みの容易い高性能なカメラが生み出され、さらに「小型化」が進められてきました。

他方で、スペックに特化して進化していく製品、可能性を追求し「ドローン搭載」という新しいコンセプトを持った製品なども生み出されました。

様々なニーズに応えるため、ハイパースペクトルカメラは、常に未来へ向けて進歩し続けています。

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