EM500 シリーズは、KD*P 縦型ポッケルスセルのスタンダードモデルです。
LEYSOPのポッケルスセルは、内部での多重反射や散乱の影響を低減することで、高い透過率を誇っています。
ラインナップとして、口径を8,10,12,15,20mmから、端子構成を1-4端子から自由に選択いただけます。
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お問い合わせEM500 シリーズは、KD*P 縦型ポッケルスセルのスタンダードモデルです。
LEYSOPのポッケルスセルは、内部での多重反射や散乱の影響を低減することで、高い透過率を誇っています。
ラインナップとして、口径を8,10,12,15,20mmから、端子構成を1-4端子から自由に選択いただけます。
ポッケルスセルは、電気光学結晶を用いた電気光学デバイスです。
電気光学結晶は、セルに印加する電圧を変化させるとポッケルス効果により通過する光の偏光状態が変わります。よって、偏光板と組み合わせて使用するとレーザーなど光の変調が可能となり、レーザーの変調器やQスイッチなどとして使用できます。
注:ポッケルスセル(EM500)には、入力、出力の偏光板は含まれていません。偏光板は、別途ご用意いただく必要があります。
型番 | EM500 |
---|---|
アパーチャ(開口) | 8, 10, 12, 15, 20mm |
波長範囲 | 0.3-1.2µm |
半波長電圧 (DC, 1064nm) |
6.0kV |
半波長電圧 (AC, 1064nm) |
7.5kV |
最大電圧 | 10.0kV |
立ち上がり時間 | < 1.0ns |
コントラスト比 (1064nm) |
> 1000:1 |
未終端キャパシタンス | 〜5pF |
損傷閾値 | 〜600MW/cm2 |
挿入損失 | <4% |
KD*Pを使用したポッケルスセルは、古くからレーザーQスイッチとして使用されており、YAGやルビーレーザーのQスイッチングに最適です。
KD*Pは非常に高品質な光学材料で、損傷閾値の高い大口径セルを他の材料よりも低価格で提供できる点が特徴です。
耐久性にも配慮しており、吸水性のある結晶が大気中の水分に晒されないよう表面仕上げの状態やパッケージを工夫しています。
高い光学品質と大きなクリアアパーチャーにより、fsモードロックレーザーから再生増幅器に入力する低繰返し率のパルスの選択に最適です。
また、、大口径セルにもかかわらず、適切なドライバにより、短い電気パルスで10kHz以上の高コントラストパルスピッキングが可能です。
端子は、1-4端子から選択可能です。
また、2端子の場合は、端子形状を2種類から選べます。
ポッケルス効果は、電気光学結晶が印加電圧によって物質内の分極率が変化し、屈折率が変わる1次の電気光学効果です。
1893年にドイツのポッケルス氏によって発見されたのが、名前の由来です。
現在、電気光学結晶には、KDP、KD*P、LiNbO3、BBOなどが使用されます。
KD*Pは、リン酸二水素カリウムと呼ばれる、非線形結晶で、商用のNLO材料の1つです。
優れたUV透過率、高い損傷しきい値、および高い複屈折、高い電気光学係数を持つ電気光学結晶であり、YAGレーザー、Qスイッチ、ポッケルスセルなどの電気光学変調器に広く使用されています。
リニアアンプ5000Vシリーズは、大口径の電気光学変調器(EM500)を駆動するために設計されたドライバです。
0.4~3.0kVのリニアアンプ2台で構成され、変調器をどちら側にも接続できる差動出力(振幅は同じで位相が180°違う出力)となっています。
また、1~10kHzの内部発振器を内蔵しており、正弦波、三角波、矩形波が得られます。
出力電圧 | 400 - 3000V (x2口) |
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全振幅時周波数 | 14 KHz |
周波数応答 (10%振幅) |
100KHz |
立ち上がり・ 立ち下がり時間 |
~4µsec |
SN比 | 50dB |
入力電圧 | -2.5V to + 2.5V |
入力インピーダンス | 1000 ohm |
筐体サイズ (mm) | 220 (height), 530 (width), 340 (length) |
主電源電圧 | 110/200/240ac 50-60Hz |