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波長可変光源 Hyperchromator

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波長可変光源 Hyperchromator

Mountain Photonics

広波長帯域[200nm~2000nm]、超高輝度、高安定

Hyperchromatorは、ISTEQのレーザー励起白色光源XWS-30を光源として用いた波長可変光源です。

ISTEQのXWS-30 専用に開発されたモジュールが、XWS-30 からの光を効率よく取り込み、グレーディング式の分光方式でその光の一部の波長を取り出します。
そのため、XWS-30 の強みである、広波長帯域、極小発光点、超高輝度、高安定を生かした波長可変光源となっています。

光は、USB接続したPCから専用のGUIやLabView,Pythonなどのプログラムを用いて制御可能です。 また、出力は、ファイバーカップリング、コリメーターなどを選択可能で、1mm2以下の小領域に高輝度で光を照射する用途に向いています。

製品の特徴

  • UVからNIR(200~2000nm)の幅広い波長帯域
  • 高い輝度 (光源が高輝度 且つ I/F部のスリット削減による高透過率化)
  • ポータブルサイズ (47 x 45 x 25 cm:16kg)
  • グレーディングの構成を選択可能
  • 長寿命による高いコストパフォーマンス
  • レーザー励起白色光源を使用しているため、高安定

製品情報

仕様

              
光源(入力) ISTEQ XWS-30/XWS-R (モノクロメーターにダイレクトに接続可能)
出力光学系 ファイバー出力(SMA/FC接続:100~600umのコア径)
直接照射出力(スリット、コリメータオプションを使用)
波長領域200~2000 nm
開口数f/1.5
f/2
出力波長幅 1~10 nm FWHM ※1
出力パワー~800 μW
(6 nmバンド幅 /400 μmファイバー使用時)
波長再現性 0.1 nm(Typ.)
スキャン速度 40~100 nm/s
インターフェース USB、RS-232
サイズ 47 x 45 x 25 cm
重量 16 kg

※1 出力波長幅について

Hyperchromatorの出力波長幅は、選択するグレーディングの細かさ、スリットによって異なります。
以下にそれぞれの条件における各波長の出力波長幅を示します。
グレーディングの幅は細かいほうが、スリットは細いほうが、出力波長幅は小さくなります。

アプリケーション

  • 分光分析
  • 膜厚測定
  • 顕微鏡
  • 蛍光観察
  • 光学センサーのテスト

技術情報

出力特性

Hyperchromatorの出力特性(Grating 1200 l/mm)
Hyperchromatorの出力特性(Grating 600 l/mm) XWS-30とXWS-Rの比較

内部構造

Hyperchromatorは、光源からの光をグレーディングで分光し、必要な光のみを出力します。
光源(XWS-30)の発光点が小さいため、入力部分にスリット等を必要とせず、高い透過率を実現しています。


ソフトウェア

Hyperchromatorのソフトウェアは、容易に波長を可変することができます。
(1) 波長(数値) 波長の数値をキーボードに入力すると、
Hyperchromatorの波長が設定した波長に切り替わります。
(2) 波長(ダイヤル) マウスの左クリックで波長を選択すると、
Hyperchromatorの波長が設定した波長に切り替わります。
(3) シャッター シャッターの開閉を制御することができます。
(4) ステップ(マイナス) クリックすると、(5)に設定したステップサイズだけ波長が減少します。
(5) ステップサイズ (4)、(6)をクリックした際に増減するステップサイズを設定します。
(6) ステップ(プラス) クリックすると、(5)に設定したステップサイズだけ波長が増加します。
(7) リミット 波長域の制限のON/OFFを切り替えることができます。
OFFの場合には、Hyperchromatorの定義された範囲外の波長を設定可能です。
(8) グレーディングの自動モード 緑の場合、
Hyperchromatorは設定(13)に従ってグレーディングを選択します。
(9) グレーディング ビームパス上にあるグレーディングを表示します。
2枚のグレーディングを使用している場合には、
トップダウンメニューからグレーディングを選択できます。
(10) フィルターの自動モード 緑の場合、
Hyperchromatorは波長に応じて適切なフィルターを選択します。
(11) アクティブフィルター ビームパス上にあるフィルターを表示します。
トップダウンメニューからフィルターを選択できます。
(12) 設定 事前に波長の設定や、キャリブレーションの変更ができます。
(13) 波長のプリセット 設定(12)でユーザーが定義できる5つのプリセット波長が表示されます。
波長をクリックすると、定義した波長に直接移動します。
(14) ソフトウェア情報 ソフトウェアのバージョンなどの情報を表示ます。
(15) FWHM(半値幅) 出力光の半値幅を表示ます。
(16) 光強度 出力光の光強度を表示ます。(キャリブレーションテーブルに保存した値)
(17) ゼロ次位置 Hyperchromatorのグレーディングをゼロ位置に移動させます。

構成

Hyperchromatorの各部の役割は以下です。

(1) Hyperchromatorの
電源スイッチ
Hyperchromatorの電源ON/OFFを制御します。
電源がONの際には、スイッチがグリーンに光ります。
(2) USBコネクタ PCとUSBで接続可能です。
(3) 出力IOポート インターロック等のためのIOポートです。
(4) 電源ポート 12V,2.5Aの電源を接続する必要があります。
(5) XWS-30 光源(XWS-30の他、XWS-RやXWS-Xも接続することが可能です。)
(6) XWS-30 の
電源スイッチ
XWS-30 の電源ON/OFFを制御します。(2秒間長押し)
(7) XWS-30 の
ランプスイッチ
XWS-30 の光出力ON/OFFを制御します。
(8) 光出力ポート 波長可変後の光の出力。
ファイーバーカップリング、スリットを備えた直接出力、
焦点距離の異なるコリメーターなどが可能です。
(9) スリット幅の調整ネジ 出力のスリット幅を調整することができます。

内容物

  • Hyperchromator (グレーディング 1枚/2枚を選択可能)
  • XWS30 (インターロックプラグ)
  • Hyperchromator用電源
  • Hyperchromator用USBケーブル
  • XWS30用電源
  • XWS30用USBボックスとケーブル
  • X制御用ソフトウェア (USBメモリ)

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電源、励起用レーザー、コントローラーユニットを内蔵したうえで、片手で持つことができるサイズと重さです。

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