蛍光イメージングシステム用
パワーメーター付き 校正スライド Argo-POWERHM
注目の製品デモ機あり
Argo-POWERHMは、対物高倍率(HM)レンズを備えた蛍光ベースのイメージングシステム(広視野、共焦点、スピニングディスク、およびその他の種類の顕微鏡等)の性能評価およびトレーサビリティ用に特別に設計されたものです。
本製品は、校正済みの光パワーメーター、Argo-HMパターン付きガラスと、イメージ分析ソフトウェアDaybookで構成されます。
校正済み光パワーメーターは、顕微鏡セットアップ内の試料面で光源の光パワーを測定するために設計されています。
Argo-HMガラスは、中に様々な蛍光パターンが埋め込まれた、特殊なガラス基板です。Daybookソフトウェアは、ご利用の蛍光イメージングシステムの重要なパラメータを管理するために、パターンの画像を分析し、データ(マップ、グラフ、メトリック)を抽出することができます。
製品情報
仕様
スライド模式図
蛍光安定性
通常使用(ピーク値あるいは平均値を問わず50GW/cm2を超えない照度)下においては、任意の照明設定に対する蛍光スペクトルは形状ならびに強度において各パターンの同様部分と同一です。
特定の照明構成においては、各パターンの強度が低下する場合もあります。とはいえ、この低下は過渡的です。蛍光強度は一定時間経過後初期値に回復します。回復時間は照射条件(出力密度、波長、ピクセルサイズ、露光時間)に依存します。
この挙動は再現性があります。つまり、任意の強度と露光時間に対する低下率と回復時間は常に同じとなります。
蛍光特性
パターンの励起可能範囲は350nm~650nmです。発光は広帯域コンティニューム光で励起波長が赤色に移動するにつれ効率が低下します。
パワーメーター部の技術仕様
※FOV:視野(field of view)
スライド互換性
イメージングシステム
対物レンズ互換性
ガラス部分は、乾式および油浸対物レンズと互換性があります。
水浸も可能ですが、5分を超える連続曝露は避ける必要があります。
光パワーメーターは、乾式対物レンズのみと互換性があります。
技術情報
スライド内パターン位置
各パターンはガラス上面から170±5μm下の、平坦度が±5mrad以内の水平面上に位置しています。
これは、厚さ170±5μm、546.1nmにおける屈折率が1.5255±0.0015である顕微鏡のカバーガラスの存在を摸したものです。
各パターン内の最大相対配置誤差はXY方向に±110nm、Z方向に±110nmです。
これらのパターンの厚さ(Z方向)はFWHM(半値全幅)で約600±200nmです。
パターン詳細
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蛍光イメージングシステム用 パワーメーター付き 校正スライド
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