多機能レーザーダイオードドライバー(ファンクションジェネレーター搭載電源)SHAPER
特殊な波形を生成可能なパルスジェネレータ搭載LD用電源
レーザーダイオードドライバーは、パルス持続時間がナノ秒の任意のパルス形状を生成します。
この装置は、AWG(Arbitrary Waveform Generator)とTECコントローラー、および複数の信号同期用パルスディレイジェネレーターを統合した、多機能の装置です。
価格:¥1,081,850(税込み)
※1オーダー毎に12,100円(税込み)の”パッケージ費用”が別途かかります。
製品の特徴
- ナノ秒レーザーをAWGにより任意のパルスで直接変調することが可能
- 0〜1.6Aの出力電流制御(16bit/48dB/30μA分解能)
- 14ピンのタイプ1バタフライレーザーダイオードに対応 (ご要望に応じてタイプ2対応も可能)
- TECコントローラー内蔵により高安定
- 「ゲインスイッチピーク」抑制機能搭載
- 直接変調方式と外部変調方式の2種類の変調が可能
- 直感的に操作できるPC用GUIソフトウェア(USB I/F)
生成パルス例
SHAPERはAWGにより以下のような様々なパルスを発生させることができます。
1A, 100ns方形パルス
400mA, 100nsステップ波パルス
80ps安定したゲインスイッチパルス
さらに、短パルス発振時にゲインスイッチングにより発生する瞬間的なピークを抑制させる機能を搭載しており、理想的な短パルスを発生させることもできます。
1.5nsパルス
1.5nsパルス(「ゲインスイッチピーク抑制」機能を起動)
製品情報
仕様
レーザーダイオード電源へのレーザー搭載について
CCS、CHAPERには、TYPE1、TYPE2、CAN、VCSELのレーザーを搭載可能です。
→Aerodiodeのレーザーダイオードシリーズ
搭載の際に必要になるソケット及びFAQについては以下を参照ください。
→CCS,SHAPERに搭載可能なレーザータイプ
技術情報
GUI制御ソフトウェア
図面
直接変調と外部変調
shaperは直接変調と外部変調の2つのタイプがあります。
①直接変調
直接変調はShaperがレーザーにユーザーがデザインした信号を直接与える方式です。
Shaperとレーザーのみで変調が可能なので、コストがかかりませんが、短パルスを発信する場合、ゲインスイッチピークが発生することがあるため注意が必要です。ShaperはAWGとしての機能だけではなく、「ゲインスイッチピーク抑制機能」を搭載しているため、直接変調でもきれいに成形されたレーザーパルスを出力可能です。
②外部変調
外部変調はレーザーダイオードを矩形パルス信号で発信させると同時にAOMまたはEOMのような変調器にユーザーがデザインした信号を与えて、AOM/EOMからユーザーがデザインした波形のレーザーを出力させる方式です。
AOMは、高い出力に対応している、EOMはGHzにわたる帯域で変調が可能などの利点があります。
EOMを使用する場合、下図の5つの電子機器が必要になりますが、Shaperはそのうち(1)レーザーダイオードドライバー、(2)同期機器、(3)EOM高速変調器、(4)RF増幅器の4つをShaperが担うことができます。
ブロック図
オプション
関連製品ご紹介
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