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プラスチック材質判別 近赤外線分光装置 ぷらしる

プラスチック材質判別 近赤外線分光装置 ぷらしる

山本製作所

近赤外線分光法による、重量400gのハンディタイプのプラスチック材質判別装置

プラスチックリサイクリング業界では、材料判別業務は『手触り・弾力・匂い・燃え方』など、ベテランの経験則に多くを依存しているのが現状です。

ぷらしるを使うと、センサ部を対象のプラスチックにかざすだけで、わずか3秒で、『誰でも』・『簡単に』・『同じ基準で』プラスチックの材料を判別することが出来ます。

動画ぷらしる製品紹介動画

製品の特徴

  • コンパクトで持ち運びが容易
  • 誰でも簡単に使用できる
  • 圧倒的な低価格
  • 用途に応じた2種類のモード
コンパクトで持ち運びが容易

センサ部と結果を表示させるタブレットを合わせて、重量はわずか400g。

様々な現場での使用を想定し、防滴・防塵性能を備えた耐久性も確保しているため、屋内・屋外問わずどこにでも持ち込んで使用することができます。

通信の安定性確保と、センサ部バッテリーを不要とする軽量化、タブレットの充電のみで使用できるようにするため、センサ部とタブレットの接続には有線を採用しました。

誰でも簡単に使用できる

対象に接触させやすいセンサ部と、直感的に操作できるユーザーインターフェースで、未経験者でも簡単に使用することができます。

これにより、リサイクル業者だけでなく、プラスチック製品メーカー、リサイクル率向上に取り組む一般企業、大学など、様々なお客様にご使用いただいています。

圧倒的な低価格

判別可能な材質をリサイクルの現場で特に必要なものに絞り込むことで、汎用品であるタブレットでも十分な判別精度・処理速度を可能に。また、判別ソフトをスマホアプリ化することで、直感的に操作できるユーザーインターフェースと圧倒的な低価格を実現しました。

また、判別ソフトをスマホアプリ化することで、直感的に操作できるユーザーインターフェースと圧倒的な低価格を実現しました。

用途に応じた2種類のモード
 
  • かんたんモード
  • ぷらしるには12種類のプラスチックの波形データがあらかじめ登録されており、測定された波形データと照合することで、タブレット端末に結果が表示されます。

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  • プロモード
  • 一致判定機能:ある2つのプラスチックが同じ材質かを比較する機能

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    ライブラリ登録機能:ユーザーが測定したプラスチックの波形データを登録し、そのデータを基準に材料判別する機能

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製品情報

仕様

判別方法 近赤外線分光方式
判別対象(*) PS ポリスチレン
LDPE 低密度ポリエチレン
HDPE 高密度ポリエチレン
PP ポリプロピレン
PET ポリエチレンテレフタレート
PVC ポリ塩化ビニル
PMMA アクリル
ABS ABS合成樹脂
PA ポリアミド
PC ポリカーボネート
POM ポリアセタール
PBT ポリブチレンテレフタラート
仕様温湿度範囲 10℃~50℃、30~80%RH (結露なきこと)
表示方法 液晶画面
電源 USB5V (センサ部)
寸法・重量 158(W) x 45(D) x 92 (H)、170g(センサ部)
オプション フィルム測定用アタッチメント

(*) 近赤外線を吸収しやすい黒色品や、表面塗装・メッキ品、アロイプラ・スーパーエンプラ・添加物の有無は判別できません。

本体各部の構成と名称
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付属品
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アプリケーション

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リサイクルできるように材質ごとに判別



再生コンパウンドペレットの原料受入の際、熟練者に頼らずに、ぷらしるを使用することで『誰でも』・『簡単に』・『同じ基準で』材料判別できます。

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仕入商品・原料の材質確認



ぷらしると導入することで、これまで材質が分からずに産廃処理に回していたものをマテリアルリサイクルすることが可能になります。

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分別の必要性などを教育するための教育用途



海岸で採取したプラスチックをその場で材質判別できるため、参加者がプラスチックとの付き合い方を考えるきっかとすることが出来ます。

     具体的なアプリケーション例については『山本製作所』HPをご覧ください     

技術情報

材質判別のしくみ

測定対象物に近赤外線を照射し、対象が反射した光の波形を測定します。

測定された波形データは、ぷらしるに登録されている12種類のプラスチックの波形データと照合され、最も波形が近い材質が表示されます。

あくまで、ぷらしるに登録されている波形データとの照合で材質を判別するため、登録されていない波形データは「不明」と表示されます。

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分光に関する詳細の技術情報については、こちらKLV大学 分光コース

 

FAQ

Q.

黒色のプラスチックは材質判別できますか?

A.

黒色プラスチックは近赤外線を吸収してしまうため、反射する光の波形を測定することができず、材質を判別することはできません。ただし、比較的濃いグレーでは材質判別できるケースもありますので、一度弊社にご相談いただければ幸いです。

Q.

透明なプラスチックは材質判別できますか?

A.

透明プラスチックは近赤外線を透過してしまうため、対象物の裏側に光を反射する材質(セラミック等)を当てていただければ判別可能です。ぷらしるには白色リファレンス板(反射板)が同梱されていますので、こちらをご活用ください。

Q.

どのくらいのサイズ・厚さまで材質判別できますか?

A.

1cm角程度のサイズであれば判別可能です。光を透過しない材質であれば厚さは問題ありません。

Q.

定期的に交換が必要な消耗部品はありますか?

A.

特にありません。

Q.

トライアルで利用すること(レンタル)は可能ですか?

A.

1週間程度の期間でのデモ機のお貸出しは可能ですので、弊社までお問合わせください。

Q.

故障した場合のサポートはどうなっていますか?

A.

症状によるため、弊社までお問い合わせください。

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プラスチック材質判別装置 ぷらしる

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