Avantes 分光器ソリューション
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分光分析用重水素-ハロゲン光源 Avalight-DH

重水素光源×ハロゲン光源で200-2500nmをカバーする分光分析用光源

AvaLight-DHシリーズは、重水素光源とハロゲン光源を組み合わせることで、紫外から近赤外窓の広範囲な波長範囲をカバーする分光分析用の光源です。

重水素光源の紫外領域の安定した出力と、ハロゲンの可視領域から近赤外の広範囲の出力を組み合わせることで、200 ～ 2500 nm の広範囲の波長に対応します。

Avantes社が提供するAvasoftおよび分光器、アクセサリーと組み合わせることで、反射測定、吸光度測定、蛍光測定など様々な分光分析が可能になります。

"AvaLight-DH-S"は、重水素光源の出力スペクトルに起因する656 nmおよび複数の波長域にピークを持ちます。

"AvaLight-DH-S-BAL"は、ダイクロイックビームスプリッターを組み込むことで、AvaLight-DH-Sに存在した656nmのピークを最小限に抑えたモデルです。

"AvaLight-DHc"は、"AvaLight-DH-S"に対して出力は劣りますが、同様に200nm-2500nmにおいて、吸光度測定アプリケーションに適した光を出力することができるコストパフォーマンスに優れたモデルです。

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モデル一覧仕様

AvaLight-D(H)-S

重水素とハロゲンを組み合わせることで175-2500nmの波長範囲に対応する高出力な光源です。
AvaLight-DHcと比較して、重水素で300倍、ハロゲンで35倍の出力を誇ります。
波長特性としては、656 nmに重水素に起因する出力ピークを持つ点に注意が必要です。

AvaLight-DH-S-BAL

Avalight-DH-Sの重水素に起因する656nmのピークをダイクロイックフィルターによって大幅に軽減した光源です。
フィルターによって、出力は下がりますが、幅広い波長域で安定した光を出力することが可能で、20倍のダイナミックレンジを実現しています。

AvaLight-DHc

"AvaLight-DH-S"に対して出力が劣る分、小型・低価格を実現したモデルです。
AvaLight-DH-Sシリーズと同様に、200nm付近-2500nmにおいて、吸光度測定アプリケーションに適した光を出力することができます。

AvaLight-D(H)-S AvaLight-DH-S-BAL AvaLight-DHc

重水素ランプのみのAvaLight-D-Sと重水素ランプとハロゲンランプを組み合わせたAvaLight-DH-Sを選択することが可能です。

さらに、重水素ランプは190nm〜の波長に対応したStandard版と175nm〜の波長に対応したDeepUV版をご用意しています。
DeepUV版は、波長範囲が広いだけでなく、Standard版と比較して200nmで2倍の出力があります。

特性	重水素ランプ（Deep UV）	重水素ランプ（Standard）	ハロゲンランプ
波長範囲	175-400 nm	190-400 nm	360-2500 nm
ウォームアップ時間	30分		20分
ランプ電力	78W / 0.75A		5W / 0.5A
ランプ寿命	2000時間		1000時間
ノイズ (AU)	2x 10^-5		10^-4
最大ドリフト	± 0.5%/時間		±0.1%/時間
色温度			3000 K
出力 200 µmファイバー	11 µW		43 µW
出力 600 µmファイバー	72 µW		239 µW
出力 1000 µmファイバー	206 µW		354 µW
電力消費	90ワット (ランプ加熱時 4-5秒で190ワット)
電源	100-240VAC 50/60 Hz
寸法	315 x 165 x 140 mm
重量	約5 kg

AvaLight-DH-S-BALは、215nmから2500nmの範囲で高い安定性を持つ連続スペクトルを出力します。
光をファイバーに最大限供給するための調整可能なフォーカシングレンズ機構を備えており、lSMA-905コネクタを通じてファイバーに接続することができます。

重量が570 gと軽く、寸法も小型な重水素ランプとハロゲンランプを組み合わせた光源です。