動画ハイパースペクトルカメラシリーズ
Cubert×ハイパースペクトルカメラ
ハイパースペクトルカメラ ULTRIS 20
注目の製品デモ機あり
「Vision Systems Design 2020 Innovators Awards "Gold"」受賞
ULTRIS20は、400x400という解像度のハイパースクトルデータを動画(6fps)で撮影するという新たなテクノロジーで、画像処理業界で革新的な製品/サービスに送られる「Vision Systems Design 2020 Innovators Awards "Gold"」を受賞しました。
「Vision Systems Design」は、マシンビジョンと画像処理の専門向けの技術雑誌を発行しており、2014年から、独創性、革新性、ユーザーへの影響度、市場開拓、新技術、生産性の改善などに優れた技術を毎年「Innovators Award」を発表/表彰しております。
製品の特徴
- 動画でのハイパースペクトルイメージングデータ撮影が可能
- 低ノイズ・高品質なスペクトルデータ
- 高分解能
- 小型・軽量な筐体
- IP規格に準拠した堅牢性の高いハウジング
- 水中撮影可能
製品情報
モデル一覧
標準軽量ハウジング S20
産業用ハウジング Q20
防水ハウジング U20
当製品には3つのモデルがあります。
- 標準軽量ハウジングS20(IP40準拠)
- 産業用ハウジングQ20(IP65準拠)
- 防水ハウジングU20(IP68準拠)
「産業用モデルQ20」は、IP65に準拠した産業用ハウジングにより、高い堅牢性が保証されています。
また、IP68準拠の「防水ハウジングU20」を用いることで、水深5mまでの水中撮影が可能になります。
仕様
型式 | S20(標準) | Q20(産業用) | U20(防水) |
---|---|---|---|
製品画像 | ![]() |
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![]() |
測定波長範囲[nm] | 450–850(±10nm) | ||
波長精度[nm] | 0.5 | ||
波長チャンネル数 | 100 | ||
波長サンプリング間隔[nm] | 4 | ||
サンプリングバンド | 100 | ||
スペクトル分解能 | FWHM中心波長の2% | ||
空間分解能(空間解像度)[px] | 410×410 | ||
視野角(FOV) | Typ.35° | ||
センサー | シリコンCMOS | ||
センサーサイズ[MP] | 20 | ||
ビット数[bit] | 12 | ||
積分時間[ms] | 0.1–1000 | ||
最大フレームレート[Hz(fps)] | 6 | ||
データサイズ(未処理)[MB] | 40 | ||
接続 | 2×GigE | ||
動作温度[℃] | 5–65 | ||
消費電力[V / W] | DC 12V/10W | ||
標準サイズ[mm] | 60x60x57 (長さ×長さ×直径) |
150×150×100 (長さ×長さ×直径) |
- |
重量(レンズなし)[g] | 350 | 1490 | - |
※仕様は変更される可能性があります。
アプリケーション
- リモートセンシング
- ハイパースペクトル植生指数(NDVI)
- リンゴの果実の着果負担と葉の定量化
- 病理学における顕微鏡検査
- Macroscopy(肉眼観察)
- 皮膚分析・肌診断
- 機械学習に基づくリアルタイム画像分類
- プラズマコーティングの最適化
- 古紙の自動仕分け(異なる種類の紙の識別)
- パーム油の果実の熟度管理
技術情報
「ハイパースペクトルカメラ ULTRIS 20」は、それぞれが異なる中心波長を持つ独自の光学バンドパスフィルターを備えた多数の画像でオブジェクトを記録します。これは、連続可変バンドパスフィルターとレンズレットアレイを組み合わせることで可能になります。
この概念をUHDセンサーに適用すると、これまでにない数の160,000個のスペクトルが同時に取得されます。

窓の外を撮影したハイパースペクトル画像
ノイズの少ない高品質データを提供
「ハイパースペクトルカメラ ULTRIS 20」は、高品質なデータを提供します。
こちらをご覧ください。
使用カメラ/画像 | FireflEYE Q285 | ButterflEYE X2 | ULTRIS Q20 |
---|---|---|---|
RGB | ![]() |
![]() |
![]() |
hNDVI | ![]() |
![]() |
![]() |
RedEdge | ![]() |
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3台のハイパースペクトルカメラ(ButterflEYE X2、FireflEYE Q285、ULTRIS Q20)で撮影された画像です。
(当製品(ULTRIS Q20:産業用ハウジング)の画像は、右側の列に掲載。)
画像は、それぞれのカメラのデータキューブから生成されました。
- 1行目:一般的なRGB画像
- 2, 3行目:植生分析に使用される一般的なインデックス(hNDVI, RedEdge)画像
ULTRIS Q20は、ノイズレベルが低く、解像度が高いことが比較によって明らかになります。
ノイズレベルについては、グラフでのデータも参考になります。
CFireflEYE Q285

ノイズが最も小さい。
ButterflEYE X2

大きなノイズが生じている。
ULTRIS Q20

低ノイズで高安定
それぞれ、3つのハイパースペクトルカメラのスペクトル品質を表しています。各カメラについて、赤色、緑色、黄色のサンプルのスペクトルが、ノイズとともに表示されます。ノイズはそれぞれの平均ピクセルの標準偏差を示しています。
最もノイズが少ないのは「FireflEYE Q285」のグラフです。
とはいえ「FireflEYE Q285」は、画像の解像度が低いという欠点があります。
対して「ULTRIS Q20」は高い解像度を持ちながら、ノイズが少なく、安定したスペクトル品質を保っていると言えます。

ULTRIS Q20 グラフ拡大版
ソフトウェア
当製品(ハイパースペクトルカメラ FireflEYE 185)を含む、Cubertのハイパースペクトルカメラのイメージングには、専用ソフトウェア「Cubert Utils」を用います。
ソフトウェアは、ライト、開発者、プロフェッショナルの3製品がございます。(それぞれ使用可能なPC台数が異なるなどの違いがあります。)
Cubert Utils
(ライト)

スペクトルイメージングに関連する基本機能を全て含んでいます。
Cubert Utils
(開発者)

簡単なプログラミングと1年間の開発者サポートのためのSDKが含まれた開発者版。
Cubert Utils
(プロフェッショナル)

最大3台のコンピューター用のサイトライセンスソフトウェア。
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ハイパースペクトルカメラの製品一覧
メーカー名
展示会情報
- 日時
- 2021年3月2日(火) 13:00~15:00
- 場所
- Zoomによる無料Webセミナー
- 展示物
ハイパースペクトルカメラ Pika
ハイパースペクトルカメラ HySpex Baldur
ハイパースペクトルカメラ HinaLeaⓇ
ハイパースペクトルカメラ ULTRIS 20