動画ハイパースペクトルカメラシリーズ
Cubert×ハイパースペクトルカメラ
ハイパースペクトルカメラ Cubert
ULTRIS S5 / SR5 / H5 / HR5
デモ機あり動画ULTRIS H5によるハイパースペクトル撮影
10GigE対応のULTRIS H5 (ハイフレームレート)は、290×275ピクセルの解像度、450~850nm、51スペクトルバンドで高速撮影を実現することが可能です。動画は標準的なノートパソコンを用いた屋外での撮影例です。(4つの画面に可視化して表示:RGB、2つのROIのライブスペクトル、CAI(Chlorophyll absorption integral)、CIR(Color IR))
OEMに最適
「超小型・軽量」かつ「低価格化」を実現したULTRIS は、装置への組み込み等、OEMに最適な動画ハイパースペクトルカメラです。食品、工業、メディカル、リサイクル等、多くの産業分野へ新たなハイパースペクトルイメージングの市場を切り開く注目の製品です。
この製品の関連ソフトウェア
ULTRIS [S5 / SR5 / H5 / HR5]の特徴
- 超小型・軽量(ULTRIS S5: 29×29×65 mm, 126 g )のスナップショット型ハイパースペクトルカメラ
- 動画でのハイパースペクトルイメージング撮影が可能
- 波長範囲:450~850 nm, スペクトルバンド:51バンド
- 空間分解能:Max. 290 × 275 px
- IP規格に準拠した堅牢性の高いハウジング
ULTRIS [S5 / SR5 / H5 / HR5]の製品情報
ULTRIS [S5 / SR5 / H5 / HR5]の仕様
品番 | ULTRIS S5 | ULTRIS SR5 | ULTRIS H5 ULTRIS HR5(※1) |
---|---|---|---|
製品画像 | |||
製品概要 | ULTRIS Sの 標準モデル |
リレーレンズ (C-mount接続可能) |
高速対応 (High frame rate) |
測定波長範囲 | 450~850 nm | 450~850 nm(※2) | |
スペクトルバンド数 | 51 | ||
波長サンプリング間隔 | 8 nm | ||
スペクトル分解能 (FWHM) |
26 nm @ 532nm | ||
空間分解能(空間解像度) | Max. 290×275 pixel | ||
視野角(FOV) | 15° | レンズに依存 | 15° (リレーレンズ無しの場合) |
ビット数 | 12 bit | ||
積分時間 | 0.1 ~ 1,000 ms | ||
最大フレームレート | 15 Hz | 75 Hz | |
シャッタータイプ | グローバルシャッター | ||
カメラインターフェース | GigE | 10 GigE | |
消費電力 | 3 W | ||
サイズ | 29 × 29 × 65 mm | 29 × 29 × 107 mm | 60 × 60 × 100 mm |
重量 | 126 g | 176 g | 495 g |
(※1)ULTRIS HR5はリレーレンズ付属でC-mount接続可能
(※2)ULTRIS H5の波長範囲:カスタマイズ可能
ハウジング
ハイパースペクトルカメラ「ULTRIS S5」は標準モデル(IP40)の他に産業用ハウジング(IP66)も用意しております。
ULTRIS S5 標準モデル (IP40)
ULTRIS S5 産業用ハウジング (IP66)
アプリケーション
- 食品の品質、安全性
- 生産ライン、加工ライン等における非接触での分析
- バイオメディカルイメージング
- 科学・研究
- 空中マッピング
超軽量のULTRIS 5は、UAS(Unmanned Aircraft Systems; 無人航空機システム)での使用にも適しています。小型で低コストのドローンへの搭載も可能です。
ソフトウェア | CUVIS
ハイパースペクトルイメージング用ソフトウェア「CUVIS」は、ハイパースペクトル画像の記録、処理、分析、エクスポートが可能です。直感的なソフトウェア・インターフェースにより、カスタマイズ可能なアルゴリズムや分類を使って即座にデータ分析を始めることができます。ユーザーインターフェースにより、カスタムビューの作成も可能です。
また、包括的なSDKによってローカルまたはリモートであらゆるハイパースペクトルカメラに簡単に統合することができます。
CUVISの強み
- 直感的なソフトウェアインターフェース
- 専用の録画サーバ/遠隔操作
- 汎用性の高いSDK (C / C++ / MATLAB )
- ダイレクトおよびバッチデータ処理
- カスタムデータ分類 (perClassを含む)
システム統合に使用できる汎用性の高いSDK
データをリアルタイムで分析し、測定を完全に制御
CUVISによる植物の葉の分類
perClass Miraとの完全な互換性
perClass Miraと互換性があり、ハイパースペクトルデータを活用することができます。
分類
数分で分類を実行することができます。データを記録し、perClass MIRA [Link]でデータにラベルを付け、分類を自動抽出して実行中のカメラに展開します。
エクスポート
ハイパースペクトルデータはENVIまたはTIFFファイルに保存したり、(バッチ)エクスポートが可能です。
TIFFフォーマットはシンプルなビューアや専用ソフトウェア(qGIS、Agisoft Metashape)に対応するように調整できます。
カスタムアルゴリズムや分類をデータに適用して、カスタムビューや計算結果を得ることも可能です。
また、(バッチ)エクスポートにより、異なるリファレンスや異なる処理モードでデータを再処理することが可能です。
CUVIS ソフトウェア 動作環境・機能
GUI | カメラ設定 | 積分時間、フレームレート、平均化 |
---|---|---|
録画 | ハードウェアトリガーモード、 GPSモジュール(オプション) |
|
リファレンス | Dark / White リファレンス | |
ライブ処理 | ラジオメトリック補正、スペクトル放射輝度、 カスタムアルゴリズム |
|
ライブスペクトルプロット | エリアスペクトル、複数選択 | |
ライブ分類 | perClassMIRA pipeline、 perClass Toolbox pipeline |
|
エクスポート | フォーマット | TIFF(Single/Multichannel、EXIF、GPS-IFD、XMP)、 ENVI |
外部ソフトウェア (例) |
perClass MIRA、Agisoft Metashpe、MATLAB | |
SDK | DLL SDK | C、C++、MATLAB |
Remote SDK (TCP/IP) |
C++、MATLAB | |
要件 | OS | Windows 10 64 Bit
Ubuntu 20.04 LTS* (* GUI not available) |
ハードウェア | Intel i5 or better 8 GB RAM |
技術情報
ULTRIS 5 HFR | フレームレート
新製品ULTIRS 5 HFRもソフトウェアCUVISとシームレスに接続することができます。
通常のギガビットイーサネットポートで使用することができますが、より高いフレームレートを得るためにはより広い帯域幅を持つポートが必要となります。
Cubert社でのテストでは、デスクトップパソコンで10Gbit/s PCIeの場合で76fps、ノートパソコンで5Gbit/s USB-Cの場合は約60fpsでハイパースペクトルキューブを記録・保存することができました。
290 x 275のシングルスペクトルのライブ処理は、デスクトップPCでは33fps、ノートPCでは32fpsで行われました。詳細は以下の表をご覧ください。
デスクトップPC (カスタム) |
ノートPC (例:Lenovo Legion5 15ITH6H) |
|
---|---|---|
Processor | AMD Ryzen 5 5600X/3.7-4.6 GHz (6 cores) |
Intel Core i7 - 11800H/2.3-4.6 GHz (8 cores) |
RAM | 32 GB DDR4 - 3200 | 32 GB DDR4 - 3200 |
SSD | Crucial PS Plus SSD PCIe 4.0, NVMe |
Micron 3400 SSD PCIe 4.0, NVMe |
Network Adapter | Intel X550-T2 10 GBit/s PCIe 3.0×4 Network Adapter |
US5GC30 5GBit/s USB-C Network Adapter |
fps / Hz 記録 |
76 | 60 |
fps / Hz ライブ処理 |
60 | 32 |
資料ダウンロード
ハイパースペクトルカメラ ULTRIS 5
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