ケイエルブイは、ハイパースペクトルカメラ・光学部品・光源など世界中の光学機器を取り扱う専門商社です。

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動画ハイパースペクトルカメラシリーズ
Cubert×ハイパースペクトルカメラ

ハイパースペクトルカメラ Cubert
ULTRIS X20 / X20 plus / XM / SWIR 1

デモ機あり注目の製品

ハイパースペクトルカメラ Cubert<br> ULTRIS X20 / X20 plus / XM / SWIR 1

ハイパースペクトルカメラ Cubert<br> ULTRIS X20 / X20 plus / XM / SWIR 1
ハイパースペクトルカメラ Cubert<br> ULTRIS X20 / X20 plus / XM / SWIR 1
ハイパースペクトルカメラ Cubert<br> ULTRIS X20 / X20 plus / XM / SWIR 1
Cubert

動画がとれるハイパースペクトルカメラ
Cubert社のシリーズ内最上位モデル

Cubert社のULTRIS Xシリーズは、ハイパースペクトル画像を動画で撮影できる革新的なハイパースペクトルカメラです。

専用のソフトウェアと組み合わせることで、リアルタイムに目では区別できない様々なものを分類することが可能です。

ハイパースペクトルカメラ製品一覧バナー

動画ハイパースペクトルカメラの価値

ついにCubert社が実現した、動画ハイパースペクトルカメラ"ULTRIS"。「動画撮影ならではの強み」や「どんな用途に適合するか」など幅広い情報をまとめました。

ULTRIS X20

ULTRIS X20は、内部に20メガピクセルのCMOSセンサーが搭載されており、410×410pxの画像解像度で164バンドのスペクトルを得ることができます。
350nm-1000nmの紫外から近赤外の広範囲の波長範囲を1台でカバーします。

350gと「FireflEYE V185」よりもさらに軽量であり、ドローンへの搭載も可能です。

ULTRIS X20

ULTRIS X20 Plus

ULTRIS X20 Plusは、ULTRIS X20に1,886×1,886 pxのモノクロセンサーを利用したパンシャープン技術※の機能を追加したモデルです。

パンシャープン技術はリモートセンシングや地球観測の画像融合技術ですが、Cubert社はこの技術を、ハイパースペクトル画像の空間分解能を高めるために独自開発しました。
この独自技術により設計されたULTRIS X 20 Plusは、1,886×1,886 pxの高い画像解像度の擬似スペクトル画像を生成することができます。

ULTRIS X20 plus
パンシャープン技術とは

パンシャープン技術は、低解像度ですが豊富な波長情報を持った「マルチスペクトル画像」と高解像度ですがモノクロのみの情報を持った「パンクロマチック画像」とを合成することで擬似的に高解像度のスペクトル画像を生成する技術です。

→Cubert社のパンシャープン技術の詳細

パンシャープン簡易説明図

ULTRIS XM

ULTRIS XMはUSB3.0搭載で高速データ転送可能な次世代動画ハイパースペクトルカメラです。

多用途に使える400~900nmの測定波長範囲、1,000×1,000 pxの高い画像解像度で51バンドのスペクトルを生成することができます。

C マウントアダプターを介してレンズを交換できるため、さまざまな用途での汎用性がさらに高まります。

ULTRIS XM

動画Cubert ULTIRS XM 紹介動画

ULTRIS SWIR 1

ULTRIS SWIR 1は高速で撮影可能なSWIR波長領域(980〜 1650 nm)のハイパースペクトルカメラです。

SWIR波長領域ならではの農業における土壌水分や農産物の水分評価、プラスチックの品質評価に利用できます。

コンパクトな寸法 (30x30x85 mm) の ULTRIS SWIR 1 は、研究室や現場でのスペースが限られた用途に最適です。

ULTRIS SWIR 1

ULTRIS [X20 / X20 Plus / XM / SWIR 1]の特徴

  • 動画でのハイパースペクトルイメージングデータ撮影が可能
  • 紫外-可視-近赤外の広い波長範囲(350~1000nm)を1台でカバー( ULTRIS X20 / X20 Plus)
  • 低ノイズ・高品質なスペクトルデータ
  • 高分解能
  • 小型・軽量: 350 g ( ULTRIS X20)
  • パンシャープン技術を用いた高い解像度と動画撮影の両立(ULTRIS X20 Plus)
  • IP規格に準拠した堅牢性の高いハウジング(水中撮影も可能)
  • USB3.0の高速データ転送対応(ULTRIS XM / SWIR 1)

動画Cubert ULTIRS X20 Plusの使い方

ハイパーページ

ULTRIS [X20 / X20 Plus / XM / SWIR 1]の製品情報

ULTRIS [X20 / X20 Plus / XM / SWIR 1]の仕様

モデル ULTRIS X20 ULTRIS X20 Plus ULTRIS XM ULTRIS SWIR 1
製品画像 ULTRIS X20 ULTRIS X20 Plus ULTRIS XM ULTRIS SWIR 1
測定波長範囲 350~1,000 nm 400~900 nm(※1) 980~1,650 nm
スペクトルバンド数 164 51 38
波長サンプリング間隔 4 nm 10 nm 18 nm
スペクトル分解能
(FWHM)
10 nm 25 nm 70 nm@950 nm
センサー解像度 20 MP 5 MP
(パンクロマティック),
20 MP
24 MP 1.3 MP
空間分解能
(空間解像度)
410×410 pixel 1,000×1,000 pixel 200×200 pixel
パンクロマティック解像度 - 1,886×1,886 pixel - -
視野角(FOV) Typ.35° レンズに依存 レンズに依存
ビット数 12 bit
積分時間 0.1 ~ 1,000 ms
最大
フレームレート
8 Hz( fps)(※2) 4 Hz( fps) 10 Hz( fps) 80 Hz( fps)
シャッタータイプ グローバルシャッター
カメラインターフェース GigE USB3.0
消費電力 8 W 10 W 8 W
標準サイズ 60 x 60 x 57 mm 86 x 121 x 105 mm 40 x 40 x 47 mm 30 x 30 x 85 mm
重量
(標準モデル)
350 g 630 g 150 g 140 g

※1 購入時の固定フィルターの構成を選択することで、385~1,000 nmの範囲から任意の500nmを測定波長範囲として選択できます。

※2 最大フレームレート(8Hz)は、イーサネットケーブルを2本使ってPCとカメラを接続した際のMax値になります。(通常4Hz×イーサネットケーブル2本により2倍=8Hz)
イーサネットケーブル1本だけで更に高速撮影したい場合は、ULTRIS S5モデルを合わせてご検討ください。

オプション

防塵防水用ハウジング

IP66に準拠した堅牢な「産業用ハウジング」と、 IP68準拠の「防水ハウジング」を用意しております。

ULTRIS Q20 産業用ハウジング X-20 HSQ
(IP66)

ULTRIS U20 防水ハウジング X-20 HSU
(IP68)

IP68準拠の「防水ハウジング」を用いることで、水深10mまでの水中撮影が可能になります。

UAVキット

ULTRIS Xモデル向けにドローン搭載用の「UAVキット」を用意しております。

「ULTRIS X20」の場合、UAVキット全体の重量は2kg未満のため、最大ペイロード(最大積載量)が2kg以上の一般的なドローンに簡単に取り付けることが可能です。
※最大ペイロードが2.6kgである、DJI社のmatrice-300を用いて空撮を行なった実績があります。

UAV mapping

Colored Infrared (CIR) mosaic,188 single snapshot images, image overlap 80%/70%,

flight height : 35m, GSD : 5.5cm

ハイパースペクトルカメラ×ドローン特集

ULTRIS X20を始めとする多様なスペックのUAV対応ハイパースペクトルカメラをご紹介します。



アプリケーション

  • リモートセンシング
  • ハイパースペクトル植生指数(NDVI)
  • リンゴの果実の着果負担と葉の定量化
  • Macroscopy(肉眼観察)
  • 皮膚分析・肌診断
  • 機械学習に基づくリアルタイム画像分類
  • プラズマコーティングの最適化
  • 古紙の自動仕分け(異なる種類の紙の識別)
  • パーム油の果実の熟度管理

技術情報

UAV撮影時の撮影範囲と解像度

以下に、各飛行高度での撮影範囲と地上分解能(GSD:Ground Sampling Distance)を示します。

飛行高度 0.5m 1m 5m 10m 50m 100m
画像範囲 0.35×0.35m 0.7×0.7m 3.5×3.5m 7×7m 35×35m 70×70m
スペクトルセンサ
地上分解能
0.09cm 0.17cm 0.85cm 1.7cm 8.5cm 17cm
パンクロマティック
地上分解能
0.02cm 0.04cm 0.19cm 0.4cm 1.9cm 3.7cm

ハイパースペクトルカメラ「ULTRIS X 20 Plus」はモノクロセンサーを用いたパンシャープン技術により、飛行高度100mで70m x 70mの領域を撮影した場合でも地上分解能(GSD)が3.7cmと非常に高分解能であることがわかります。

ULTRIS X20とULTRIS X20 Plusの解像度の違い

ULTRIS X20 Cubert Utils 測定画像

410 x 410 px,
164スペクトルバンド

ULTRIS X20 Plus Cubert UtilsPlus 測定画像

1880 x 1880 px
164スペクトルバンド
(パンシャープン)

画像の車の部分などを比較いただくと、右側の「ULTRIS X 20 Plus」によるパンシャープン画像は、非常に高い解像度での解析ができていることがわかります。

ソフトウェア | CUVIS

Cubert CUVISソフトウェア

ハイパースペクトルイメージング用ソフトウェア「CUVIS」は、ハイパースペクトル画像の記録、処理、分析、エクスポートが可能です。直感的なソフトウェア・インターフェースにより、カスタマイズ可能なアルゴリズムや分類を使って即座にデータ分析を始めることができます。ユーザーインターフェースにより、カスタムビューの作成も可能です。
また、包括的なSDKによってローカルまたはリモートであらゆるハイパースペクトルカメラに簡単に統合することができます。

CUVISの強み

 
  • 直感的なソフトウェアインターフェース
  • 専用の録画サーバ/遠隔操作
  • 汎用性の高いSDK (C / C++ / MATLAB )
  • ダイレクトおよびバッチデータ処理
  • カスタムデータ分類 (perClassを含む)
ソフトウェアcuvis

システム統合に使用できる汎用性の高いSDK

ソフトウェアcuvis

データをリアルタイムで分析し、測定を完全に制御


CUVISによる植物の葉の分類


perClass Miraとの完全な互換性

perClass Miraと互換性があり、ハイパースペクトルデータを活用することができます。

分類

数分で分類を実行することができます。データを記録し、perClass MIRA [Link]でデータにラベルを付け、分類を自動抽出して実行中のカメラに展開します。


エクスポート

ハイパースペクトルデータはENVIまたはTIFFファイルに保存したり、(バッチ)エクスポートが可能です。

TIFFフォーマットはシンプルなビューアや専用ソフトウェア(qGIS、Agisoft Metashape)に対応するように調整できます。
カスタムアルゴリズムや分類をデータに適用して、カスタムビューや計算結果を得ることも可能です。

また、(バッチ)エクスポートにより、異なるリファレンスや異なる処理モードでデータを再処理することが可能です。

cuvis

CUVIS ソフトウェア 動作環境・機能

GUI カメラ設定 積分時間、フレームレート、平均化
録画 ハードウェアトリガーモード、
GPSモジュール(オプション)
リファレンス Dark / White リファレンス
ライブ処理 ラジオメトリック補正、スペクトル放射輝度、
カスタムアルゴリズム
ライブスペクトルプロット エリアスペクトル、複数選択
ライブ分類 perClassMIRA pipeline、
perClass Toolbox pipeline
エクスポート フォーマット TIFF(Single/Multichannel、EXIF、GPS-IFD、XMP)、
ENVI
外部ソフトウェア
(例)
perClass MIRA、Agisoft Metashpe、MATLAB
SDK DLL SDK C、C++、MATLAB
Remote SDK
(TCP/IP)
C++、MATLAB
要件 OS Windows 10 64 Bit Ubuntu 20.04 LTS*
(* GUI not available)
ハードウェア Intel i5 or better 8 GB RAM

Cubert社 ハイパースペクトルカメラ ULTRIS X20受賞歴

Vision Systems Design 2020 Innovators Awards "Gold"

「Vision Systems Design」は、マシンビジョンと画像処理の専門技術雑誌を発行しており、独創性、革新性、ユーザーへの影響度、市場開拓、新技術、生産性の改善などの優れた技術に対して2014年から毎年「Innovators Award」を発表/表彰しております。

2020年、Cubert社のULTRIS X20は、400x400という解像度のハイパースクトルデータを動画(6fps)で撮影するという画期的なテクノロジーで、「Vision Systems Design 2020 Innovators Awards」の"Gold"を受賞しました。

vision-systems-inovation-2020-gold-cubert

SPIE 2021 Prism award ファイナリスト

SPIE 2021 Prism award: 「Prism award for Photonics innovation」は、市場における革新的な光学技術および新しい光学製品を称える国際コンペティションです。

Cubert社のULTRIS X20は2021年の「Safety and Security部門」において、約150の応募の中から3社が選ばれるファイナリストにノミネートされました。

spie 2021 prism award

Inspect award 2021

「inspect award」は、検査技術の「ビジョン部門」、「オートメーション+コントロール部門」における画期的な新製品称える国際的なコンペティションです。

Cubert社のULTRIS X20は 2021年度の「ビジョン部門」にノミネートされました。

inspect-award2021
ハイパーページ

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【動画撮影可能】ハイパースペクトルカメラ

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この製品の関連ソフトウェア

ハイパースペクトルイメージング用 ソフトウェア
perClass Mira

機械学習スペクトルデータ解析ツール。複数の画像を用いた機械学習で優れた統計モデルの生成が可能。様々なハイパースペクトルカメラと連携。

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