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ハイスピードカメラシリーズ
Optomotive x ハイスピードカメラ

Optomotive ハイスピードカメラシリーズ
VELOCIRAPTOR HS

Optomotive ハイスピードカメラシリーズ <br>VELOCIRAPTOR HS

OptoMotive, mechatronics Ltd.

GigE Vision規格の認証を取得し、JPEG圧縮IPコアを搭載したハイスピードカメラ

Optomotiveのハイスピードカメラシリーズ VELOCIRAPTOR HSは、GigE Vision規格に対応し、JPEG圧縮機能を備えているため、さまざまなリアルタイム画像処理が可能なハイスピードカメラになっております。

AMS社のAMS CMV2000/4000を内蔵しているため、高速で動く物体の撮影における歪みを防止するグローバルシャッターを採用し、複数のハイダイナミックレンジモードやオーバーラップ<トリガーモードなど最新のマシンビジョンセンサが持つべきすべての機能が盛り込まれており、フルフレームで333FPS(CMV2000)・178FPS(CMV4000)を実現します。

製品の特徴

Optomotive社のハイスピードカメラシリーズVELOCIRAPTOR HSには、VELOCIRAPTOR EVOの特徴だけでなく、下記の3つの大きな特徴があります

① GigE Vision規格に準拠
  • GigE Vision規格に準拠しているカメラやアプリケーションであれば、相互に接続することが可能
② 純正ソフトウエアSHARKIの使いやすいインターフェース
  • 画像の取り込みやカメラのコントロールなどのを行うために、直感的で使いやすいMS Windowsベースのユーザーインターフェース(SHARKI)をご提供
③ JPEG圧縮コア搭載
  • Optomotiveハイスピードカメラシリーズで唯一、最大フレームレートでのJPEG圧縮を可能にする、JPEG圧縮コアが搭載されているモデル

製品情報

モデル一覧

Velociraptor HS
画素数 2.2 MP 4.2 MP
有効センサーサイズ (HxV) 2048 x 1088 2048 x 2048
フレームレート 331 FPS 176 FPS
センサーフォーマット 2/3” CMOS 1” CMOS
ピクセルサイズ 5.5 µm 5.5 µm
センサーシリーズ(AMS) CMV2000 CMV4000
インターフェース 高速なデータ転送に対応した
1 G ビット イーサーネット SFP+
プログラム可能なFPGA Spartan-6LX150

仕様

Velociraptor HS
カメラモデル 2.2M 2.2IR 2.2C 4.2M 4.2IR 4.2C
イメージセンサー センサーモデル (AMS) CMV2000 CMV4000
2E5M1PP E12M1PP 2E5C1PP 2E5M1PP E12M1PP 2E5C1PP
モノクロ・カラー・近赤外線 モノクロ 近赤外線 カラー モノクロ 近赤外線 カラー
センサーサイズ 12.7 mm (2/3”) 15.92 mm (1”)
有効センサー
サイズ (H x V)
2048 x 1088 2048 x 2048
フレームレート
(フルフレーム)
331 FPS 176 FPS
RAWフレームレート 54 FPS 26 FPS
最大フレームレート 5000 FPS
ピクセルサイズ 5.5 µm x 5.5 µm
ピクセルデータフォーマット MONO8 (モノクロ・近赤外線), BAYER8 (カラー)
JPEG
ダイナミックレンジ 60 dB
ADC分解能 10 bit
アナログゲイン 1-32x
関心領域(ROI) 8pixel単位で可能
シャッタータイプ グローバルシャッター
シャッター速度 210 ns – 90 s
ピクセルクロック速度 760 MHz (8 pixels @ 95 MHz)
露光 線形・3ステップハイダイナミックレンジ(HDR)
スキャンシステム プログレッシブ方式
特徴 ピクセル補正 FPGAにプログラム可能なLUTを内蔵
トリガーモード フリーラン・トリガー・オーバーラップ・パルス幅
トリガー機能 0 - 1000 ms遅延, LPフィルタ1.5Hz - 100 kHz
シャッター分解能 21 ns
プロセッサユニット FPGA Xilinx Spartan-6LX150
空きFPGA領域 70%以上 , DSPの180スライスは大部分において空き領域
揮発性メモリ 2x 128 MB DDR3 SDRAM
不揮発性メモリ 8MB フラッシュ
機械的機構 レンズマウント Cマウント (1” 32Gねじ山)
動作環境 0 - 50°C
重量 OEMの場合は50 g / 290 gハウジング込み
保護性能 ハウジング込みでIP67
ハウジング材料 CNC機械加工アルミニウム, Optpmotive社特製の青色アルマイト
環境対応 RoHS対応
取り付け穴 OEM;4 x M3 / ハウジング:2 x M6
電気的機構 入力電圧 PoE(Power over Ethernet) 42-57V
消費電力 10W以下
入出力 3x 双方向 5V TTL
入出力絶縁 入出力絶縁対応の代わりに、PoE側で1.5kV絶縁対応
コネクタ RJ45, 4 pin LEMO EXG 00 304
そのほか
IPコア IPコアを内蔵する場合はオプションで対応
オープンデザイン 対応
オープン
アーキテクチャ
対応
ソフトウエア SHARKiソフトウエア互換/GigE visionソフトウエア互換
オペレーティングシステム Windows 7, Windows 10, 64bit あるいは 32bit
開発ツール Xilinx ISE/EDK version 13.3以降, Microsoft Visual Studio 2010

アプリケーション

  • 産業プロセスの高速モニタリング
  • モーション分析・スローモーション画像

    河川侵食の解析、ショウジョウバエの飛行についての解析

  • 弾道学・飛行力学

    飛行中の弾丸の動き

  • スポーツ分野の解析

    ゴルフ、バスケットボール、野球、サッカー

  • 医学用途

    身体の動きの分析

  • ブロードキャスト

    高速ビデオキャプチャとスローモーション再生

技術情報

Optomotiveのハイスピードカメラシリーズは、以下の技術的な特徴をご紹介します。

FPGA搭載で追加プログラムが可能

FPGAは、内部回路を製品の出荷後に書き換えられる、汎用性の高い半導体チップです。 Optomotiveのハイスピードカメラは、FPGAを採用することで、開発リードタイムの短縮し、開発コストの削減を実現します。

※同じFPGAコードを異なるFPGAシリーズやベンダー間で使用することや、システムのリリース後に、周辺部品のファームウエアのアップデートなどに応じて機能の追加をすることも可能です。

OptomotiveではFPGAコーディングのご経験がないお客様にも分かりやすいインターフェースやエンジニア向けのトレーニングをご提供します。

・BLOB検出機能

BLOBとは塊のことで、形や色など似た特徴を持った画像内の領域を意味します。

Optomotiveでは、AXIS_BLOBと言う特定のIPコアをFPGAに統合することで、画像内のBLOBの重心を計算するだけでなく、BLOBのサイズや中心座標を算出することもできます。

こちらの機能を用いて、BLOBの検出だけでなく、検出されたBLOBの評価までをFPGA側で実行できます。

スペクトル
・ピーク検出機能

ピーク検出とは、レーザー三角測量に多く使われる、画像処理機能のことです。 一番明るいところを検出し、そこからの差分を算出します。

このような処理を行うことで、インターフェースやメインプロセッサの負荷を軽減することができるため、イメージセンサは最大の能力を発揮することが出来ます。

スペクトル
■IPコア:RLE圧縮機能の実装可能

RLEはmRun Length Encoding(連長圧縮)のことで、データの可逆圧縮方式の1つです。
ある連続するデータを、”そのデータ1つ分”+”連続している長さ”で表すことで圧縮します。

Optomotiveでは、AXIS_RLEと言う特定のIPコアをFPGAに統合することで、変化のない画像の背景を切り取り、残りの画像をエンコードすることでデータ容量を圧縮します。

この機能により、生産ラインでの監視において、データ容量を抑えながら必要な情報をリアルタイムで取得することができます。

■高いフレームレート

フレームレート:FPS (Frame Per Second)とは"Frame=静止画"の枚数が、"Per Second=1秒間に"何枚あるかを表す単位になります。

人が見ていてスムーズだと感じられるのは30fps前後と言われ、日本のテレビの多くは30fpsを採用しており、4Kテレビでは60fpsを採用しています。 FPSが高ければ非常にスムーズな動きになり、詳細に可視化できる一方で、データ容量が多くなりデータ回線などに負担がかかり、データの保存時間やアップロートに時間がかかります。

Optomotiveでは、120fpsから最大1590fpsのフレームレートの性能を備えているカメラをご用意しております。

このように人の目では確認出来ない高速の事象を確実に捉えることで、生産ラインの監視や計測、解析や、スポーツや医療の現場での解析などにご使用いただけます。

■高い解像度

解像度とはディスプレイ上の画像の大きさをピクセル数を使って表す数式のことで、"横方向の画素数x縦方向の画素数"で表されます。

解像度が高いほど同じ情報が細かく表示されることになり、フルハイビジョンなどでは解像度1920x1080、4Kテレビなどでは3840x2160や4096x2160と言った解像度が採用されています。

Optomotiveでは、被写体や用途などに応じて最大で5120x5120のモデルまでご用意しております。

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ハイスピードカメラ Optomotive

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