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ハイスピードカメラシリーズ
Optomotive x ハイスピードカメラ

Optomotive ハイスピードカメラシリーズ
VELOCIRAPTOR EVO

Optomotive ハイスピードカメラシリーズ <br>VELOCIRAPTOR EVO

OptoMotive, mechatronics Ltd.

スタンダードな産業用カメラ市場とスーパーハイスピードカメラ市場のギャップを埋めるために開発された産業用ハイスピードカメラ

Optomotiveのハイスピードカメラシリーズ VELOCIRAPTOR EVOは、Xilinx社の大型FPGA Spartan-6LX150と現代のハイスピードカメラに必要な特徴を備えているAMS社のAMS CMV2000/4000を内蔵しております。

AMS社のAMS CMV2000/4000を内蔵しているため、高速で動く物体の撮影における歪みを防止するグローバルシャッターを採用し、複数のハイダイナミックレンジモードやオーバーラップトリガーモードなど最新のマシンビジョンセンサが持つべきすべての機能が盛り込まれており、フルフレームで333FPS(CMV2000)・178FPS(CMV4000)を実現します。

また、2x1.6GB/sの帯域幅を備えたオンボードの揮発性2x128MB DDR3メモリを搭載しているため、複雑なバッファ画像処理を可能にします。

製品の特徴

Optomotive社のハイスピードカメラシリーズVELOCIRAPTOR EVOにはFPGAとセンサーの組み合わせによって下記の3つの大きな特徴があります

① 高いカスタマイズ仕様
  • 全てのシリーズに追加でプログラムが可能なFPGAを搭載しているため、システムのリリース後も、周辺部品のファームウエアのアップデートなどに応じてお客様側で機能の追加をすることが可能
  • OptomotiveではFPGAコーディングのご経験がないお客様にも分かりやすいインターフェースやエンジニア向けのトレーニングをご提供中
  • お客様側でハードウエアのカスタマイズを容易にするため、ハウジング込みのコンポーネントだけでなく、組み込み用のボードのみでのご提供も可能です。
  •  
② FPGA Xilinx Spartan-6LX150搭載
  • コストパフォーマンスに優れたXilinx社のSpartanシリーズのアーキテクチャをベースとするSoC(システムオンチップ)構成のFPGA
  • IPコアとしては、BLOB検出・ピーク検出・RLE圧縮などのオンボート処理もご提供しております。
③ イメージセンサー AMS CMV シリーズ搭載
  • ハイスピードカメラの性能を支える、高速で動く被写体も逃さず捉える事が出来るCMOSセンサーとグローバルシャッターを採用しております。
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  • また、ピン互換のあるCMV2000とCMV4000にて2つの解像度とフレームレートの組み合わせをご提供しております。

製品情報

モデル一覧

Velociraptor EVO
画素数 2.2 MP 4.2 MP
有効センサーサイズ (HxV) 2048 x 1088 2048 x 2048
フレームレート 331 FPS 176 FPS
センサーフォーマット 2/3” CMOS 1” CMOS
ピクセルサイズ 5.5 µm 5.5 µm
センサーシリーズ(AMS) CMV2000 CMV4000
インターフェース 高速なデータ転送に対応した
1 G ビット イーサーネット SFP+
プログラム可能なFPGA Spartan-6LX150

仕様

Velociraptor EVO
カメラモデル 2.2M 2.2IR 2.2C 4.2M 4.2IR 4.2C
イメージセンサー センサーモデル (AMS) CMV2000 CMV4000
2E5M1PP E12M1PP 2E5C1PP 2E5M1PP E12M1PP 2E5C1PP
モノクロ・カラー・近赤外線 モノクロ 近赤外線 カラー モノクロ 近赤外線 カラー
センサーサイズ 12.7 mm (2/3”) 15.92 mm (1”)
有効センサー
サイズ (H x V)
2048 x 1088 2048 x 2048
フレームレート
(フルフレーム)
331 FPS 176 FPS
RAWフレームレート 54 FPS 26 FPS
最大フレームレート
ピクセルサイズ 5.5 µm x 5.5 µm
ピクセルデータフォーマット MONO8 (モノクロ・近赤外線), BAYER8 (カラー)
JPEG (* Velociraptor HSのみ対応)
ダイナミックレンジ 60 dB
ADC分解能 10 bit
アナログゲイン 1-32x
関心領域(ROI) 8pixel単位で可能
シャッタータイプ グローバルシャッター
シャッター速度 210 ns – 90 s
ピクセルクロック速度 760 MHz (8 pixels @ 95 MHz)
露光 線形・3ステップハイダイナミックレンジ(HDR)
スキャンシステム プログレッシブ方式
特徴 ピクセル補正 FPGAにプログラム可能なLUTを内蔵
トリガーモード フリーラン・トリガー・オーバーラップ・パルス幅
トリガー機能 0 - 1000 ms遅延, LPフィルタ1.5Hz - 100 kHz
シャッター分解能 21 ns
プロセッサユニット FPGA Xilinx Spartan-6LX150
空きFPGA領域 70%以上 , DSPの180スライスは大部分において空き領域
揮発性メモリ 2x 128 MB DDR3 SDRAM
不揮発性メモリ 8MB フラッシュ
機械的機構 レンズマウント Cマウント (1” 32Gねじ山)
動作環境 0 - 50°C
重量 OEMの場合は50 g / 290 gハウジング込み
保護性能 ハウジング込みでIP67
ハウジング材料 CNC機械加工アルミニウム, Optpmotive社特製の青色アルマイト
環境対応 RoHS対応
取り付け穴 OEM;4 x M3 / ハウジング:2 x M6
電気的機構 入力電圧 PoE(Power over Ethernet) 42-57V
消費電力 10W以下
入出力 3x 双方向 5V TTL
入出力絶縁 入出力絶縁対応の代わりに、PoE側で1.5kV絶縁対応
コネクタ RJ45, 4 pin LEMO EXG 00 304
そのほか
IPコア IPコアを内蔵する場合はオプションで対応
オープンデザイン 対応
オープン
アーキテクチャ
対応
ソフトウエア Optomotive VEVOソフトウエア互換 (ソフトウエアソースを含む)
オペレーティングシステム Windows 7, Windows 10, 64bit あるいは 32bit
開発ツール Xilinx ISE/EDK version 13.3以降, Microsoft Visual Studio 2010

アプリケーション

  • 産業プロセスの高速モニタリング
  • モーション分析・スローモーション画像

    河川侵食の解析、ショウジョウバエの飛行についての解析

  • 弾道学・飛行力学

    飛行中の弾丸の動き

  • スポーツ分野の解析

    ゴルフ、バスケットボール、野球、サッカー

  • 医学用途

    身体の動きの分析

  • ブロードキャスト

    高速ビデオキャプチャとスローモーション再生

技術情報

Optomotiveのハイスピードカメラシリーズでは以下の技術的な特徴を兼ね備えております。

■FPGA搭載で追加プログラムが可能

FPGAとは内部回路を製品の出荷後でも書き換えられる、究極の汎用性をもった回路チップになります。 FPGAを採用することで、開発リードタイムの短縮や開発コストの抑制に効果的です。

また、同じFPGAコードを異なるFPGAシリーズやベンダー間で使用することができ、システムのリリース後も、周辺部品のファームウエアのアップデートなどに応じて機能の追加をすることができます。

OptomotiveではFPGAコーディングのご経験がないお客様にも分かりやすいインターフェースやエンジニア向けのトレーニングをご提供します。

■IPコア:BLOB検出機能の実装可能

BLOBとは塊のことで、形や色など似た特徴を持った画像内の領域を意味します。

Optomotiveでは、AXIS_BLOBと言う特定のIPコアをFPGAに統合することで、画像内のBLOBの重心を計算するだけでなく、BLOBのサイズや中心座標を算出することができます。

こちらの機能を使用することで、BLOBの検出だけでなく、検出されたBLOBの評価まで行うことができます。

スペクトル
■IPコア:ピーク検出機能の実装可能

ピーク検出とは、レーザー三角測量に多く使われる、画像処理機能のことです。 一番明るいところを検出し、そこからの差分を算出します。

このような処理を行うことで、インターフェースやメインプロセッサの負荷を軽減することができるため、イメージセンサは最大の能力を発揮することが出来ます。

スペクトル
■IPコア:RLE圧縮機能の実装可能

RLEとはRun Length Encoding(連長圧縮)のことで、データの可逆圧縮方式の1つで、ある連続するデータを、”そのデータ1つ分”+”連続している長さ”で表すことで圧縮します。

Optomotiveでは、AXIS_RLEと言う特定のIPコアをFPGAに統合することで、変化のない画像の背景を切り取り、残りの画像をエンコードすることでデータ容量を圧縮します。

こちらの機能を使用することで、例えば生産ラインでの監視などにおいては、データ容量を抑えながら必要な情報をリアルタイムで取得することができます。

■SoC(System On a Chip)採用

システムの中枢部とも言えるCPUだけでなく、そのほかの機能も同じチップの中に実装されております。

SoCを採用することで、製品の小型化や高速化が可能になります。

■高いフレームレート

フレームレート:FPS (Frame Per Second)とは"Frame=静止画"の枚数が、"Per Second=1秒間に"何枚あるかを表す単位になります。

人が見ていてスムーズだと感じられるのは30fps前後と言われ、日本のテレビの多くは30fpsを採用しており、4Kテレビでは60fpsを採用しています。 FPSが高ければ非常にスムーズな動きになり、詳細に可視化できる一方で、データ容量が多くなりデータ回線などに負担がかかり、データの保存時間やアップロートに時間がかかります。

Optomotiveでは、120fpsから最大1590fpsのフレームレートの性能を備えているカメラをご用意しております。

このように人の目では確認出来ない高速の事象を確実に捉えることで、生産ラインの監視や計測、解析や、スポーツや医療の現場での解析などにご使用いただけます。

■高い解像度

解像度とはディスプレイ上の画像の大きさをピクセル数を使って表す数式のことで、"横方向の画素数x縦方向の画素数"で表されます。

解像度が高いほど同じ情報が細かく表示されることになり、フルハイビジョンなどでは解像度1920x1080、4Kテレビなどでは3840x2160や4096x2160と言った解像度が採用されています。

Optomotiveでは、被写体や用途などに応じて最大で5120x5120のモデルまでご用意しております。

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ハイスピードカメラ Optomotive

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