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KLV大学 ハイパースペクトルカメラコース
Q

ハイパースペクトルカメラのライン型とエリア型はどちらがいいのでしょうか

スペクトルカメラの方式にライン型とエリア型があると聞きました。
2つの方式はどう違うのでしょうか。また、どちらを選ぶべきなのでしょうか。

A

「ライン型」と「エリア型」でそれぞれ一長一短があるので、用途に応じて適切なタイプを選択する必要があります。

ライン型

1回の撮影で、ラインのイメージをグレーティング等で分光することで、ライン状のスペクトルを取得する方式です。
基本的には、スキャン機構(ベルトコンベアなど)と組み合わせることで画像のスペクトル情報を取得する必要がありますが、ベルトコンベアとの相性が良いため、既存の製造ラインへの導入も容易です。
組み合わせる光源は、ライン型の光源が向いています。

エリア型

1回の撮影で、1波長のイメージをフィルター(ファブリペーロー)等で透過させることで、特定波長のスペクトル画像を取得する方式です。
透過波長を変化させて画像のスペクトル情報を取得する必要があり、1回の撮影に数秒の時間を要しますが、スキャン機構などが不要で、顕微鏡などに搭載することも可能です。
光源では、いかにムラを少なくするかが重要です。

下記リンクにより詳細をまとめています。

ハイパースペクトルカメラの選び方 2022年版