地質学向けスペクトル解析ツール Breeze Geo
鉱物データベースから鉱物・物質を特定
Breeze Geoは、地質学向けのスペクトル画像解析に特化したソフトウェアです。
鉱業研究の最前線をリードするCASERM(Center to Advance the Science of Exploration to Reclamation in Mining)およびコロラド鉱山大学(Colorado School of Mines)との共同開発により、鉱業界のニーズに合わせた機能が充実しています。 そして、「米国地質調査所(USGS)が提供するMICAデータを用いた鉱物解析により、取得した反射スペクトルが最も適合する鉱物や物質を識別することが可能です。
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製品の特徴
スペクトルカメラからのデータ取得から解析、エクスポートまでの一元管理が可能 自動化されたワークフローで非専門家でも使いやすい さまざまなデータフォーマットに対応しており、他ツールのデータも解析可能
製品情報
技術情報
(1)スペクトル画像のインポート機能
Breeze Geoは、ハイパースペクトルカメラやステージと連携し、リアルタイムでデータを取得可能です。
精度を上げるために二台のスペクトルカメラを同時に使用することも可能で、例えば、HySpex社の 可視光から近赤外(VNIR)と短波赤外(SWIR)という2つの異なる波長帯のスペクトルカメラを使用することで、広い波長帯のデータをリアルタイムに取得することが可能です。
(2)鉱物に対するスペクトル解析機能
取得したハイパースペクトルデータと鉱物のスペクトルライブラリ(米国地質調査所(USGS)が提供するMICAデータなど)を比較することで、鉱物の分類や定量化が可能です。
また、カスタムライブラリの作成することもできる拡張性を有しています。
鉱物の特徴を強調するためのバンド比(特定波長間の比率)の計算機能、AI/ML技術を活用した鉱物分類・解析のための機械学習機能も搭載しています。
(3) ワークフロー機能
取得した画像の解析をリアルタイムで実施することが可能です。
鉱物解析の手順を定義し、自動処理を実行することができるので、現場で、非専門家でも鉱物の特定が可能です。</p>
(4) データの可視化とエクスポート
スペクトル画像、スペクトルプロット、各種グラフなどを活用して、データの内容を直感的に理解することが可能です。
ENVI、Matlab、HDF、SAC、HIPSファイル形式などさまざまなフォーマットに対応しているので、他のソフトウェアとの連携も容易です。
Predikteraの地質学向けスペクトル解析技術の活用
ドローンから取得した高精度な3D地表モデルに対して、大気補正やスペクトル解析をその場で行い、リアルタイムで実行し、スムーズな3D可視化する技術を開発中です。
この技術は鉱業、農業、環境監視、防衛、森林管理など幅広い分野で活用が期待されます。
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