パワーエレクトロニクス向け冷却素子 CooliBladeⓇCOMET
軽量・高い熱伝導率でパワーエレクトロニクス向けの熱管理に最適
CooliBladeⓇ COMETは、要求の厳しいハイパワーエレクトロニクス製品に対応できる、非常に強力でコンパクトな冷却素子です。独自のNEOcore技術により、高い熱伝導率と熱流束を実現しました。
CooliBladeのNEOcore 技術は量産性に優れたモジュール技術で、様々なパワーエレクトロニクス製品への統合も容易です。コンパクトなサイズとコスト効率の高い構造により、電気自動車(EV)の充電、5G 通信、スマートグリッド、LED 照明など、成長市場のあらゆるハイパワーエレクトロニクス製品に効果的な冷却ソリューションを提供します。
「パワーエレクトロニクス向け」革新的な熱管理ソリューション:NEOcore技術
電子機器のトレンドは「パワーと性能の向上」と「製品の小型化」となっており、製品の電力密度を高めるには効果的なサーマルマネージメントが必要とされており、電子機器の熱対策は設計段階において非常に重要です。
しかし、機器の故障の50%以上が熱・温度によるもので([*])、パワーエレクトロニクス製品の課題となっています。
[*]BCC RESEARCH : THE MARKET FOR THERMAL MANAGEMENT TECHNOLOGIES, JAN 2019)
製品の性能と信頼性を向上するために、製品開発には効果的な熱対策が求められています。
CooliBlade は軽量なパッケージで優れた熱伝導性能を発揮する次世代の熱管理技術 NEOcore を開発しました。
1高効率
極めて高い熱伝導率 (200,000 W/mK ), 熱流束(40 W/cm2)
熱伝導率は200,000 W/mKに達します。これはアルミニウムの約1,000倍の性能です。
CooliBladeのNEOcoreサーマルチャネルは二相冷却の原理に基づいており、従来のヒートパイプと比較し10倍以上の熱伝導率を実現します。
また、優れた熱伝導性により、構造全体の熱放散を瞬時にかつ均一に行うことができます。
2軽量化
アルミニウム製と比べて50%軽量化
NEOcore技術による冷却ソリューションは、他のヒートシンクに比べて原材料が少なく、軽量化することができます。アルミニウム製ヒートシンクと比較し50%の軽量化を実現しました。
3統合が容易
さまざまなパワーエレクトロニクス製品への適用が可能。設計の自由度が向上します。
4大量生産が可能
NEOcore技術によるサーマルチャネルモジュールは大量生産が可能です。要求の厳しいハイパワーエレクトロニクス向けのアプリケーションにコストパフォーマンスの優れた製品を提供することが可能です。
OEMに対応可能な競争力のある価格を実現します。
NEOcore技術で製品性能を最大化
NEOcore技術による冷却素子CooliBladeⓇCOMETは、持続可能なパワーエレクトロニクスデバイスの設計を容易にします。優れた熱管理技術により、パワーエレクトロニクス製品の寿命を延ばし、性能を最大限に引き出します。
製品情報
モデル一覧
NEO core技術に基づく冷却素子CooliBladeⓇCOMETは3つのモデルを展開しています。
COMET Solo |
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単体の冷却素子。電子部品に取り付け可能。 |
COMET Matrix |
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ベースプレートに装着できる冷却部品。Matrixには様々なサイズがあり、最適な冷却部品を組み合わることが可能。 |
COMET Cool-it-Yourself |
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お客様の部品に最適な冷却形状を設計。 |
仕様
長さ |
100 mm,150 mm,200 mm |
直径 |
50 mm |
重量 |
260 g (長さ150 mmの場合) |
ヒートシンクの材質 |
アルミニウム |
アプリケーション
パワーエレクトロニクスの多くのアプリケーションや市場に対応し、コスト効率の良い熱管理設計、冷却ソリューションを提供します。
産業
ACドライブ,
可変周波数ドライブ(VFD),
IGBT
通信
5G通信
照明
LED照明,
スタジアム照明
エネルギー
スマートグリッド,
インバーター
E-モビリティ
EV充電ステーション,
バッテリー
特殊電子機器
データセンター,レーダー,医療,レーザー
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パワーエレクトロニクス向け 冷却素子 Cooliblade COMET
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