UltraFast Innovations GmbH (UFI®)は、2009年にドイツのミュンヘンにあるルートヴィヒ・マクシミリアン大学 (LMU) とマックス・プランク量子光学研究所(MPQ)からスピンオフして設立されました。特にFerenc Krausz教授とUlf Kleineberg教授のグループが中心となっています。
当社のルーツは1990年代にチャープミラー技術の発明にまで遡ります。当初から、Krausz教授とその同僚たちは、チャープミラー技術とアト秒パルス生成技術のパイオニアとして活躍しました。長年にわたり、光学の理論設計、信頼性の高い製造、徹底的な試験における豊富な経験が蓄積されてきました。
この経験は多くの革新に非常に役立っており、例えば、3フェムト秒のレーザーパルス生成や、80アト秒という史上最短クラスの光パルスの生成に到達する上でも、豊富な経験が鍵となりました。
私たちは今、この専門知識をお客様にご提供しています。
UltraFast Innovations社のミッション:最新の研究との密接な連携
UltraFast Innovations社は、現在進行中の研究活動に深く関わっており、その最新の研究成果を実環境のアプリケーションで検証された斬新な製品として実装することができます。
研究グループやレーザー企業との広範なネットワークは、お客様のニーズをより深く的確に理解するのに役立っています。
UltraFast Innovations社の製品の特長・技術力
幅広いスペクトル対応と超短パルスの実現
当社の製品は、UV-VIS-IR(紫外線・可視光・赤外線)領域から、XUV(極端紫外線)領域に至るまでのスペクトルをカバーしています。
UltraFast Innovations社は、超短パルスレーザーアプリケーション向けの光学素子やデバイスの設計・製造(標準品から特注品まで)を専門としています。広帯域コヒーレント光源と独自の分散技術を組み合わせることで、市場で最短のパルスの生成と測定・診断をフェムト秒(UV-VIS-IR)およびアト秒(XUV/軟X線)領域において提供しており、分光法やポンプ・プローブ実験などのアプリケーションに最適です。
高度な製造能力
当社はレーザーアプリケーション向けの誘電体光学系や、XUV/軟X線アプリケーション向けの金属多層構造において、複雑な設計および製造能力を有しています。
さらに、当社の製品ポートフォリオは、分散型ミラーや高反射ミラーの特性評価デバイスによって補完されています。
UltraFast Innovations社は、統合的なコンサルティングを通じて、お客様の正確な要件や仕様に最も適合するソリューションをご提供できるようサポートしています。
UltraFast Innovationsの製品一覧
超高コントラスト。レーザーパルスコントラスト測定。最大14桁(1014)のダイナミックレンジを実現。
UltraFast Innovations社の3次自己相関計(3次オートコリレーター)TUNDRA®は、超短パルスおよび高強度レーザーのパルス特性を評価するための超高感度の光学測定器です。
最大1014のダイナミックレンジを測定可能で、世界最高出力のレーザーから発生するバックグランドの特性評価や、最も微細なプレパルス・ポストパルスのレプリカ検出を可能にします。
TUNDRA®は、全反射型コンポーネントを採用することで、測定アーティファクト(偽像)を生じさせずに正確な相関トレースを実現します。
また、二次自己相関計とは異なり、信号の三次高調波特性により、パルス前後の信号を区別できます。
UltraFast Innovations社の3次自己相関計(3次オートコリレーター)TUNDRA®を使用することで、超短パルスおよび高強度レーザーパルスの最先端の特性評価が可能になります。