植生指標の分布画像は、Resonon社のハイパースペクトルカメラ用ソフトウエアSpectrononを使用することにより、簡単に示すことが可能です。

HVI（Hyperspectral vegetation indices）は、農作物のハイパースペクトルデータを分析するための一般的なツールであり、リモートセンシングデータを用いた研究テーマにおいて非常に多くの研究成果をあげています。
HVIは葉面積指数、色素濃度、キャノピー、葉内窒素、光利用効率、成長率、および他の生化学的特性と相関があります。農産物の成分分析等にも用いられています。

また、HVIは一般的に簡単な加算や特定波長の分光反射率の違いによって導き出され、
例えば、SIPI（Structure Insensitive Pigment Index）は、次式で定義されます

ハイパースペクトルカメラ用ソフトウエアSpectrononを用いたNDVI分布画像

RGB：RGB画像
ARI2：Anthocyanin Reflectance Index
MCARI：Modified Chlorophyll Absorption Reflectance Index

研究報告
http://www.klv.co.jp/hyperspectral/bibliography/

オーストラリアの在来植物種子の成育研究

全反射スペクトルを用いた発芽種子と発芽不能種子の識別

研究報告
C. Nansen, G. Zhao, N. Dakin, C Zhao, and S.R. Turner, J. Photochem. and Photobio. B 145 19 (2015).


http://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S1011134415000524

農業支援ロボット〝Ladybird” には、ハイパースペクトルカメラPIKA Ⅱが搭載されています。
シドニー大学　Salah Sukkarieh教授による研究報告