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千葉大学 椎名先生 光センシング講座

非接触でガス測定が可能 光学式ガスセンサーの種類と特徴

光学式ガスセンサーの種類と特徴

光学式のガス測定技術は、測定対象に直接触れることなく、安全で効率的にガス濃度の測定が可能です。危険区域など場所を問わずに、リアルタイムで高い精度のデータを取得できるため、産業や環境モニタリングにおいて重要な技術となっています。

例えば、TDLAS、DOAS、ラマンLidarは、CO2排出の削減を目指す環境問題やカーボンニュートラルへの取り組みにおいて、工場や都市部でのCO2モニタリングという重要な役割を果たします。

一方で、一般的に使用されている「ガス吸引/接触式」と比較して、光学式ガス計測技術は原理が難しいというイメージを持たれがちです。
そこで、本セミナーでは、そのようなイメージを払拭するために、千葉大学の椎名先生をお招きし、光学式ガスセンサーの種類と特徴について解説いただきました。これにより、最適なガスセンサーを選ぶための知識をご提供いたします。

  • CRDS (キャビティリングダウン吸収分光法)

    [対象ガス: H2, CO, Ar, NH3]
  • TDLAS (変調分光法)

    [対象ガス: CH4, H2S, H2, CO2]
  • DOAS (⻑光路差分吸収法)

    [対象ガス: CO, CO2, O3]
  • ラマンLidar

    [対象ガス: CO2, H2, N2, H2O]

また、代表的な光学式ガスセンサーの1つであるTDLASを用いた測定結果を例に、測定に使用される機器、光学式ガスセンサーの性能評価のポイントなどを解説いただきました。

ガス吸引/接触式と光学式を含めたガスセンサー全般の特徴・選び方に関しては、椎名先生による「ガスセンサーの選び方」のWebセミナーをご確認ください。

【開催日時】

9月4日(水)13:00~14:00 (開催済)

Webセミナー内容

1.光学式ガスセンサーの種類と特徴

  • 光学式ガスセンサーの種類
  • CRDS、TDLAS、DOAS、ラマンLidar

2.光学式ガスセンサー(TDLAS)によるガス測定の実例

  • TDLASの原理
  • TDLAS研究の実際:CH4ガス
  • TDLAS研究の実際:H2Sガス
  • TDLAS研究の実際:H2ガス
  • 測定における光源の安定性:LDドライバーの比較実例

【椎名達雄先生のご活動について】

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椎名達雄先生
千葉大学 画像科学科/准教授

「光と物質との相互作用」をテーマに、光を用いた、大気・ガス・生体・物質などさまざまな対象のセンシングを研究されています。
大気・ガスのセンシングに関しては、LIDARを用いた長距離(数m〜数km)測定の研究、生体・物質のセンシングに関しては、小型、低コストの産業向けOCTの研究に取り組まれています。

椎名先生 HP

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