高品質・高機能の光学干渉フィルタを大特集。新製品からスタンダード品までを厳選してご紹介します。

光学干渉フィルタはケイエルブイにご相談ください

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小型分光器

適切な波長の検出

ほとんどの分光器の波長分散素子は、回折格子です。検出すべき一次波長(λ0)以外に、回折格子は高次nの波長を生成します。これら高次波長は、一次波長(λn=λ0/n ;n=[2,3,4, ...])に比較してごくわずかであり、検出器に到達する前に除去する必要があります。これは、1オクターブ未満(上の波長と下の波長の比率が2未満)をカバーする分光器の場合、ロングパスフィルタと固定カットオン波長を用いて簡単にできます。この場合、カットオン波長は、分光器の下の波長よりもわずかに小さくなければなりません。
ただし、1オクターブ以上をカバーする分光器の場合、カットオン波長が異なる2つまたは3つのロングパスフィルタが必要です。
たとえば、190 nm~1100 nmをカバーする典型的な分光器では、3つの異なる高次光カットフィルタが必要です。

高次波長の抑制

Delta Optical Thin Film社のリニアバリアブル高次光カットフィルタ(LVOSF)であれば、複数のフィルタは不要となります。
リニアバリアフィルタのカットオン波長はフィルタに沿って連続的に変化するからです。
Delta Optical Thin Film社のLVOSFは、石英基板にコーティングされており、特定の検出器に合わせてさまざまな線形分散および異なるサイズでご用意できます。また、フィルタの全域をカバーしたコーティングまたは紫外線を通過させるセクションを設けての製造もできます。