HinaLea
HinaLea×ハイパースペクトルカメラ
ハイパースペクトル 顕微鏡システム 4200M
製品の特徴
高い空間分解能とスペクトル分解能
マルチスペクトル顕微鏡システムの場合、限られた波長チャンネル数、低い空間分解能となりますが、HinaLea 4200Mは、400~1000nmの可視から近赤外の幅広い波長領域全体においてスペクトル分解能、空間分解能ともに高分解能を実現しています。
コストパフォーマンスの優れたハイパースペクトル顕微鏡
グレーティング(回折格子)を用いた他のハイパースペクトル顕微鏡システムの場合、機械的な走査を必要とするため高価であり、定期的なキャリブレーションも必要となりますが、HinaLea 4200MはHinaLea Imaging社独自のHSI(ハイパースペクトルイメージングシステム)技術を採用しており、機械的な走査不要で高分解能且つ従来のハイパースペクトル顕微鏡よりも低価格でのご提供が可能です。
波長選択性
マルチスペクトル顕微鏡やグレーティングによるハイパースペクトル顕微鏡の場合、カラーフィルタ―アレイ(CFA)やグレーティングに”固定された”スペクトルバンドとなるため、ユーザーのアプリケーションで実際に必要なバンドの数に関係なく、全てのハイパースペクトルデータキューブや、マルチスペクトル画像を処理する必要があります。
一方、HinaLea 4200M 顕微鏡システムは、必要な波長のみをスキャンするようにプログラムすることができるため、スキャンを短くして必要なデータを生成することが可能です。
これは、特にハイスループットのアプリケーションにおいて大きなメリットになります。
製品情報
仕様
波長範囲 | 400~1000nm |
---|---|
スペクトルバンド数 | 標準:300 (カスタム:600(要求による)) |
スペクトル分解能 (FWHM) |
5nm |
空間分解能 | 2.3MP |
入力電圧(光学ヘッド部) | 18VDC |
データインターフェース | USB2.0 , USB3.0 |
動作温度 | 20±5℃(結露なきこと) |
保管温度 | 0~40℃(結露なきこと) |
湿度 | max.65%(結露なきこと) |
寸法(L×W×H) | 230×120×200mm |
重量(光学ヘッド部) | 1.4kg |
※対応顕微鏡に関してはお問い合わせください。
アプリケーション
- 病理学における顕微鏡検査、観察
- ライフサイエンス
サンプル画像
ハイパースペクトル顕微鏡システム HinaLea 4200M(倍率:10倍)と、ハロゲンランプ照明により取得した肺癌組織画像。

- Max frame:最大フレーム画像(疑似カラー)
- Segmented Image:PCA(主成分分析)とk-means法の機械学習アルゴリズムによる分類画像
- ピクセルのグループ化は類似したスペクトルプロファイル(false color)であり、クラスターの中心は端成分または代表的なスペクトルと見なすことができます。
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