アプリケーションと波長ごとの光源の展望について

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新光源展望(分光分析分野)

市場が要求する光源は分析対象とする波長領域により異なりますが、以下にアプリケーションと波長ごとの光源の展望について述べてみます。

近赤外領域


非破壊検査

 アプリケーションにより異なりますが農産物、食品、薬品等の非破壊検査では、現状はハロゲンランプ等が使用されていますが検査の処理速度が速くなるにつれて照度の高い光源が必要とされ、それに伴う放射熱も大きくサンプルへのダメージの影響もあり、この課題を克服する光源の期待がもたれています。
従ってこれらを満足する光源として一番有望視されているのがSC光源です。
SC光源は最近のパルスレーザーの発達とフォトニクス結晶の発達により、それらを組み合わせた光源として、パルス状の白色光源を放射することが容易になってきています。
パルス光であるため瞬時の光強度は高いが積分値が小さいのでサンプルへのダメージが小さく、検査の処理速度の高速化に十分対応可能であり将来有望な光源です。

ガス分析

 NDIRは、ガス分析として有効な分析手段であり、今後もこの方式は継続して採用されていくと考えられます。
この方式は光源部に機械式の光チョッパーを採用しており長期安定性という視点から、機械式の光チョッパーに代わるパルス光源が要望されていました。
最近ではMEMS技術の進歩によりこの波長領域でのパルス発光が可能な光源が出現しておりますが、課題としては出力が小さく、低濃度の分析には限界があります。
この解決策として最近量子カスケードレーザ(パルスレーザ−)による低濃度のガス分析が出現しており、今後の有力な光源とされています。

環境分析

 環境分析は、一般的に紫外・可視の広域波長での分光分析が採用されています。
この波長域に必要な光源として従来はD2、Wランプの切り替えでしたが、最近のフォトダイオードアレイ検出器を採用した多波長分光器では原理上高速切り替え方式が採用できないため、紫外・可視領域を同時に照射する光源として、D2+Wランプの組合せモジュールやXe-Flash-Lampが有効な光源としてございます。

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